2.ヤンデレ妹「ねー、お兄ちゃん?」

ヤンデレ妹「ねー、お兄ちゃん?」


あなた「何だよ、妹。聞きたい事があるなら、近すぎる顔を遠ざけて、体を離してしゃべってくれないか?体密着して熱いんだが」


ヤンデレ妹「私がお兄ちゃんのクラスに行った時に、私達にしゃべり掛けて来た女の人?誰なの?」ハイライトカット目


あなた「あー、あれはクラスメートの『クラスメート』さんだ」


ヤンデレ妹「ふーん・・・ダメだよお兄ちゃん、私以外の女に近づいちゃ・・・きっと騙そうとしてるよ、その女の人」


あなた「んな事言っても、クラスメートなんだから毎日顔を合わすんだよっ」


ヤンデレ妹「だからっ!近づいちゃダメだって!!!!」


あなた「っ!!うっ!うるさいっ!!耳元で怒鳴らないでくれって!」


ヤンデレ妹「ごめん・・・!で、でも、お兄ちゃんが他の女の人と・・・」


あなた「あーはいはいはいはい、頭撫でてやるから、ちょっと黙って」ナデナデ・・・


ヤンデレ妹「あっ・・・あうっ・・・お兄ちゃん・・・」////


ナデナデナデナデナデナデ・・・


ヤンデレ妹「(お兄ちゃんに頭撫でられると・・・気持ち良い・・・ああ・・・幸せ・・・)」////


あなた「(こいつ、すーぐテンションおかしくなるけど、おかしくなったら頭撫でると大人しくなるんだよな・・・扱い易くて有り難い)」ナデナデ・・・


ヤンデレ妹「(あ~・・・気持ち良い~・・・♪ああ~・・・あっ」ジョロロ・・・


あなた「あっ!・・・何だ!?胸元に液体の様なものの感触が・・・こ、これは・・・この液体は・・・臭いっ!!」


ヤンデレ妹「ご、ごめん!お兄ちゃんっ!気持ち良すぎて・・・その・・・お、お漏らし・・・しちゃった・・・!」アセアセ


あなた「お前っ!ふざけんなっ!この服っ!買ったばかりなんだぞっ!」


ヤンデレ妹「てへっ!」


あなた「てへじゃないっ!!」





ヤンデレ妹「お兄ちゃん、トイレ行きたい」


あなた「行けばいいだろ」


ヤンデレ妹「嫌だよ・・・トイレ行ったらお兄ちゃんと離れ離れになるもの・・・」


あなた「たった1分位の離別だろう」


ヤンデレ妹「嫌だよ!いーやっ!」


あなた「ふーん・・・じゃあ、我慢しておけば・・・」


ヤンデレ妹「うっ・・・分かった我慢・・・する・・・」プルプルプルプル・・・・


あなた「早く行けよ、したいなら・・・」


ヤンデレ妹「あっ・・・」ジョワー


あなた「・・・あ~・・・また漏らしたか~・・・」



ヤンデレ妹「今日は一緒に登校しなくても良いよ、お兄ちゃん」


あなた「ええっ、良いのか?いつも俺が居ないと死んじゃう~とか行ってべったり抱きついてる癖に」


ヤンデレ妹「私も大人になったという事だよ。お兄ちゃん離れしないとね」


あなた「そっか~、良し良し、偉いぞ妹よ!大人になったな!」ナデナデ・・・


ヤンデレ妹「あっ・・・ふふふっ!撫で撫で気持ち良い・・・もっとして・・・」/////



登校時間



あなた「『妹』の奴、先に登校した・・・。本当に一緒に登校する気は無かったんだな。うーん、兄として嬉しい。こんなに静かで穏やかな登校も久々だ・・・というか生まれて初めてな気がする・・・しかし、このバッグ、いつもよりかなり・・・いやっ、物凄く重いな・・・・・・まっ、いいや、疲れているんだろう」


バッグ「・・・・・・・」



学校



あなた「いやー、静かで清清しい登校の路だった。さて、1時限の準備をしよう、教科書をバッグから取り出してっと・・・」ジー・・・


バッグの中のヤンデレ妹「来ちゃった・・・♥」





クラスメート(以降クラ子と表す)「うわー、『妹』ちゃんまた来たのー!」


あなた「うん・・・そうなんだよ・・・、今日の1時限はサボってこいつを中学校まで送り届けてくるわ」


クラ子「大変ねー、お兄ちゃんは、プププ・・・」


あなた「笑うなや!チョップだ!」ベシッ!


クラ子「あたっ!こらっ、うら若き乙女の柔肌にチョップするなっての!」


あなた「うら若き乙女ってキャラかぁ?お前・・・」


クラ子「ほう・・・「」君、ちょっと屋上行く・・・?」


ヤンデレ妹「・・・あのっ!」


クラ子「んん~・・・なぁに?『妹』ちゃん?」


ヤンデレ妹「貴女!お兄ちゃんの何なんですか!?お兄ちゃんを誑かさないでくれますか!?」


クラ子「・・・はぁ?」


あなた「お、おいっ!ちょっと・・・『妹』っ!」


クラ子「・・・た、誑かすって、「」君を?あたしが?・・・ぷぷぷぷぷぷぷっ!!!!アハハハハハハハッ!!」


ヤンデレ妹「な、何がおかしいんですか!?」


クラ子「いやあー・・・全部おかしいからよ・・・傑作でしょ!それっ!!あっはっはっは!!ゲラゲラゲラゲラッ!!」バンバンッ!!


あなた「いてぇ!!俺の肩を叩くな、痛いって」


クラ子「ごめんごめん、あっはっはっはっは!!!あはっ!あはっ!あははははっ!

はひっ!はひひっ!!ひぃ~っ!!ひぃ~~~っ!!!ふっひ!ふっひっ!ひっひっ!!」バンバンバンバンバンバン!!


ヤンデレ妹「ひ、ひぃ!・・・な、何?この人・・・?」


あなた「ほらっ机叩くのよせ・・・妹が怖がってるから・・・(こいつ笑い上戸で一度笑い出すと止まらねえんだよな・・・)」


クラ子「ふひっ!ふひひっ!あ・・・安心して・・・ひひっ!!『妹』ちゃんっ!!

あたしが・・・うふっ!「」君をそういう事するのって100%ありえないからっ!ひひぃーん!!」


ヤンデレ妹「・・・そ・・・そうなん・・・ですか・・・?」


クラ子「そうそう、「」をそういう目で見た事ないし・・・ぷひっ!」


あなた「・・・・・・そうそう、『妹』、変な妄想するのやめなよな・・・」


ヤンデレ妹「うう~・・・でも、私、お兄ちゃんが誰かに取られるのが心配で・・・」


あなた「いらん心配だぞ」


クラ子「あっはっはっはっはっは!!おもしろーい!!ひゃひゃひゃひゃひゃっ!!!」

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