第15話
「……クッ!」
「下げるなッ!前に出続けろッ!!!」
「下を向くな!心までで負けるなッ!」
「来るぞッ!衝撃に備えろッ!」
騎士たちは大きな声を、怒鳴り声をあげながら戦闘に勤しむ。
その姿には鬼気迫るものがあった。
「jnorahybnoarbgnapok」
「tbranolthbaiek,ahfj:pgvbs;oygbao;l.djgbanmo;kfb」
「;rgabkleiagvobi;/;oayugbp;oaszgxvbcn;o;zsiugkzbnp;asoukghzjo;auslgkhaz,yhvbnpz9sokuzgmjnviuslkzhazxkhjnpsildxymht」
それに対して魔族も人間にはわからない、遥か過去の……それも何重にも暗号がかけられた言語を話す。
ちなみに、翻訳するとこんな感じになる。
「え?何こいつら。精神論だらけすぎん?」
「それな。こいつらの脳には何が詰まっているんだ?」
「……人類ってその知恵が最大の武器じゃなかったけ?知恵と数で世界を支配した声明とは思えない」
びっくりするくらい馬鹿にされている。
まぁ、一から百まで精神論の騎士の在り方はちょっと僕でもドン引きだけど。もう少しくらい気を抜いても良いのに。
「遅いわ」
「noakunpalhb a;l/.ihb」
「braikbazfilzoxjhnl/;/」
「nhoiakzbnfovugsbznmop:glaydkhbnッ!!!」
ギリギリの戦いを演じている騎士たちとは対象的にラーニャは多くの魔族に囲まれながらも余裕を保ち続けていた。
魔族より繰り出される魔法の数々を全て魔法で打ち返し、その手に握られている巨大な戟を振り回して魔族を一方的に叩きのめしていた。
魔族たちは自分の命が魔族に殺されないように最新の注意を払いながらラーニャとの戦いに向き合っていた。
そんな中魔族と人類の戦いの中。
『……ッ!?敵襲!?魔族の数……数百ッ!?!?た、大変だッ!!!』
頭の中にレミアの焦ったような声が響いてきた。
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