第3話カゴの夢

2020年12月1日朝方、夢を見た。


夢の中で、趣味で作りかけていたクラフトバンドによる茶色いカゴを持ったまま、数日前に行った修験道の展望台にいた。

そして、誰だろうか、女性の声で「そこに行かせたのは龍神さん」と聞こえた。

女性の姿は見えない。水晶玉かガラス玉か、わからないが、透明な球体を持った白くか細い手が見えた。

その手が、作りかけのカゴにガラス玉を入れてきた。

再び女性の声で「龍神さんが欲しがっている。新たな依り代になる」

「茶色いカゴを黒い龍神さん、緑色のフルーツバスケット(こちらも作りかけ)を白い龍神さんが欲しがっている」と聞こえた。

次に透明な数珠がぐるぐると反時計回りにゆっくり回り、その数珠の中に茶色い籠の底を編んでいる光景が映し出され、「これが新たな結界になる」と言われた。


目覚めたあと、美琴に作りかけのカゴの画像と「急がねばなるまい。」とLINEを送った。

美琴からは、「こうやって仕上がって行くのね。なぜ急ぐの?」と返事が来たので、夢でみた内容を伝えた。

美琴と次に会う予定は、12月13日。何かがある。

12月13日までに必ず完成させて渡さねばなるまいと思い、籠の製作を進めた。




以上、是宮の日記より。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る