高木瀾(5)
空中でのドローン同士の睨み合いは続いていた。
別のドローンが、それを追う。
「お……おい……」
治水のドローンは急にスピードを上げ、他の所属不明ドローンの推定位置へ向う。
更に、所属不明ドローンがそれを追い……。
2機目の所属不明ドローンが治水のドローンを避ける。
おそらくは半自動モードでの回避。
治水のドローンは次々と所属不明ドローンの推定位置を通る。
「付いて来てくれてるよ。全6機」
「無茶苦茶だ。とりあえず、関口達が待機してる辺りまで誘い込め」
「
やがて、付いて来てくれるのは6機の内、3機のみになった。
「いくぞ」
続いて、私達が操縦するドローンが4機。
治水のドローンに付いて来ていた3機が、小型機銃で、たちまち撃墜される。
他4台は逃げようとするが、機銃による威嚇射撃で、関口達の待機位置付近に誘い込む。
1機は背後に回り込んで撃墜。
次の1機は、下に付いて小型スタンガンを射出して撃墜。
一番、操縦が上手かった最後の1機は、こちら側の2機で挟み撃ちにして撃墜。
「回収する時は『金網』を被せないでくれ」
私は関口達に、そう連絡し……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます