第7話 ネット情報
ネット情報
「リリーさんこれは…」
「勿論インターネットやラジオTVなどからデータを随時取得している為、個人の情報も細かく知ることが出来ます」
「いや まずくないか?」
「それは宗助様次第です」
「確かにそうだが」
(心眼と同じようなスキルを手にしたのと同じか)
「はいその通りかと」
「ああ 言葉に出さなくても君には分かっちゃうんだね」
「はい、このあたりも設定で変えられますが、いかがいたしますか?」
「いや、考え事していてそれを補足していてくれるならかまわない」
「かしこまりました」
と言う事は人が何を考えているのかも高い確率で分かってしまうということ、さらには悪いやつや脅されている人なども、調べることがたやすく出来てしまう。
顔色一つで不安かどうか、嘘をついているかどうかなど、パーセント%で表示してくれる。
それらを要約すると、探偵や犯罪防止さらには人探しや相談などの仕事がすぐに出来てしまうということ。
それに勉強などの覚え事は殆どしなくても良い状況だということも分かってしまった。
要は常にカンニングしていることになり、テストは常に100点取れることも確実になった。
まあ努力しなくていいのは楽なのだが、果たして人としてそれはどうなのか、などと考えてしまう。
その分思考力を別なことに割けるので、それ自体は良いことなのではと思うが、まあそれほどまじめに考える必要など現状では無いだろう。
高校2年と言う状況ではそれほど善悪という区切りをしっかりと見極められるわけでもない。
それでもなんとなくいけないことなのは分かっちゃいるが、逆に今の世の中でネットを使用しない暮らしなどは考えられないので。
時代の先取りと考えればテスト中に調べ物をするのも有りなのではと思っている。
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