第25話：君の未来

約束の二日後の木曜日


時間は22時半


契約駐車場に停めた車の中に自分は居た


外は寒い二月初め


片手には携帯電話


ラジオをつけた


しばらくラジオを聞きながら目を閉じる・・・







時間が流れる






まだ、携帯電話は握ったまま・・・








さらに時間だけが過ぎる・・・







色々なことを想いかえしてみる
























君の”未来”を思う・・・























時間は24時半になる
















携帯電話をポケットにしまう・・・








そして、荷物を持って、自分の自宅に帰る・・・






































～～～～数日が過ぎたある日～～～～









「あ～やばい、遅れそうだなっ」

営業に向う途中の自分

お客さんの所に遅れそうなので、

かなり焦っていた

速度もいつもより出している



信号が赤になる

イライラする自分

ラジオから何気なく曲が流れる・・・


♪～


初めて聴いた曲


初めて聞いた曲なので、はっきり聞き取れなかった


でも、イライラは消える



～もちろん君に出会えて良かった・・・



・・・



バカみたいに涙が出てくる・・・


口の奥から言葉になっていない声があふれでる



声を出しながら涙が止まらなくなる











運転がし辛い・・・





遅れちまう・・・










「第26話：忙しい毎日」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る