第4話:飲み会への準備


「コウちゃんそろそろ行ける?」

同僚の、沖ちゃんが仕事中の自分に声をかける


すぐに後輩の洋君からも声がかかった

「コウさんそろそろ準備してくださいよぉ」


「あ、もう時間?やべ、ちょ、ちょっと待って」

慌てて、仕事中のデーターを保存しパソコンを閉じる




2005年11月上旬、今日は土曜日

休日出勤をし、夜は会社の皆で

後輩の洋君が主催してくれた飲み会(コンパ)に出かける予定




新人で年上の井上さんも会社に着き、4人で沖ちゃんの車に乗り込んだ

沖ちゃんは、自分の会社で一番のイケメンサーファー

他の2人も中々の独身イケメン

・・・自分は、昔は中々”少々モテた”と自負する、既婚者「フツメン」


ま、久しぶりの飲み会(コンパ)だし、楽しめればイイヤって感じで

軽い気持ちでワクワクしながら、女の子との集合場所に向かった。


自分の奥様には無論、仕事で今日は”仕事が立て込んでて遅くなる”って言ってあります




車内での会話


自分「洋君、向こうの情報はどうなの?」


洋君「や~わからないですよぉ。俺の狙ってる子はまあまあですけど」


沖ちゃん「コウちゃん、今日奥さんに何て言ってきたのょ?」


自分「えっと、仕事で今日は遅くなりますって言ったよ」


沖ちゃん「はははは、まぁたまにはいいわな」


井上さん「大阪以来こっち来て、女っけは無いです」


自分 「あーぁ、ヤバ。緊張してきた」


洋君「会う前って、いつも何とも言えないドキドキ感がある。特に今日は主催だし」


自分「井上さんはどんな子がタイプ?」


井上さん「えータイプですか・・・?え~と」



こんな感じで会話をしているうちに、女の子たちとの集合場所である、居酒屋に着いた





沖ちゃんが車を停めて戻って来る


「あれ?まだ女の子は来てないの?」



自分「う、うん、」



まだ女の子たちは着いてない





ちなみに店は、雰囲気の良い個室の鍋料理メインの居酒屋だった

洋君の女友達のお勧めの店らしい


自分が皆に提案した


「よし、女の子が来る前に、男・女・男で座れるよう、セッティングして待とう」

「んじゃ、洋君はソコ。沖ちゃんはココ。井上さんはココで」


ちょっとテンションを上げてワクワクしながら、待った






・・・






でもまだ、なかなか来ない


ん~遅いなぁ。

などと思いながら、男4人は待つ





・・・






・・・?




え? 来るのか?

っと不安になり始めた頃・・・





・・・




カチ



あ、




ホッ・・


約束の時間から30分位過ぎてようやく、

4人の女の子達が自分たちの待つ個室に入ってきた












「第5話:あやかちゃん」

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