#2 ハゲデブ悪人面のおっさんが裏でやってないわけがない
聖女様?あぁ、聖女様なら今俺の隣で寝てるぜ。
あれから1週間ほどが経過した。
聖女ちゃん合意(?)のもと、まるっと1日好き放題した。意識を失った聖女ちゃんを優しく介抱。目を覚まして軽い食事をとって落ち着くまもなく試合再開。そんなことを繰り返してたら1週間たっていた。
俺の滾る性欲がそうさせた。俺は何も悪くない(オイ)
これは人間の生存本能的なものなのだよ。命の危機に瀕したら子を残さねばならぬと動物の深層心理、魂に刻まれた衝動なのである。
聖女ちゃんにしても最初こそ、初めてだし、性の知識も何一つ無く、押し寄せる快楽に戸惑っている部分もあったが、もうすっかり「だいしゅき!」と積極的にだいしゅきホールドするほどになった。めっちゃ可愛い。
本人の気質もあったのだろう、スケベ知識を教え込めば、それをガンガン吸収、消化し、自分なりに発散。快楽を貪っていく、その見上げたまでのハングリー精神は俺も見習うところがあるほどである。
もうすっかりエロいことが大好きな、エッチな女の子になってしまった聖女ちゃんである。エッチな聖女は好きですか?大好きですけどッ!!??
「私は幼い時に女神様の天啓を授かり、聖女として教会で育ってきました。困窮する人々に救いの手を差し伸べる。その為だけに私はこれまで生きてきたのです。それが辛かったということはありませんでした。私の女神様から授かった力で人々は笑顔になりました。それが私の幸せだったのです」
全てを包み込む慈愛に満ちた最強の聖女スマイルを見せながら聖女ちゃんは語る。
「ですが……この度ガンマ様と混じり合い……大量の愛で満たされて私は気がついてしまったのです……本当の幸せはこれだったのだと!あぁ、ガンマ様!しゅき!しゅき!」
聖女スマイルは何処へやら、蕩けきったメス顔でちゅっちゅっしてくる聖女ちゃん。
これは完全に快楽の虜になってますね。聖女ちゃん完堕ち。
「あ、そういえばガンマ様とまぐわって処女を失ってしまったので、それと同時に女神様から授かった奇跡の力が使えなくなってしまいました。ですからちゃんと責任とってくださいね!」
満面の笑みで語る聖女ちゃん。そこに後悔の色は一切ない。力を失った事になんら思うことはありませんとばかりに。
あれ?俺もしかしてヤッちゃいました?はい、ヤッちゃいました。
まぁ、どうとでもなるでしょ!
とりあえず聖女ちゃんともう1回した。
俺は魔王討伐の旅を再開した。壮大な道草をくったが、おかげで旅のお供を得た。
ニコニコと笑みを浮かべながら、腕を絡ませて隣を歩く聖女ロエ。これでもかとその豊満な胸を腕に押し付けてくる。めっちゃ柔らかい。
正直やめて欲しいがやめて欲しくない。これではまたムラムラして日が暮れて夜が明けて朝が来てしまう。
とりあえず、事のあらましを伝えるために俺達2人は王都にある教会本部に向かうことにした。
俺も魔王の情報を集めるために王都に行こうと思っていたから丁度良い。
「俺、実は魔王討伐するために旅を始めたんだ」
「そうなんですか!でしたら私もガンマ様の旅に同行させて頂きます!もう聖女としての力はありませんが……その……それ以外の面でガンマ様のサポート致します!」
もじもじと顔を赤らめ聖女ちゃんは言う。きっといろいろというかエロエロなサポートをしてくれるに違いない。
「いいのか?俺としてはロエちゃんが一緒に居てくれるのは願ったり叶ったりだけど、きっと危険な旅になる」
「はい!ガンマ様の行くところならば、どんな所であろうと一緒に行きたいです!それにもう……私ガンマ様無しでは生きられません……」
ひしっと抱きつき潤んだ瞳でこちらを見上げる聖女ちゃん。なにこのあざとさ、めっちゃ可愛いんだけど好き。
「それとも聖女としての力を失って、ただの小娘になってしまった私はお邪魔ですか……?」
「そんなことない!ロエちゃんが聖女だろうとただの女の子だろうと関係ない!俺はロエちゃんに傍に居て欲しい。今も、そして、これからもずっと」
「あぁ、やはり本当の幸せはここにあったのですね……もう私の身も心もガンマ様のものです!これから一生ガンマ様のもとを離れません!」
2人の愛を確かめ合うように、力強くお互いを抱きしめ合った。燃え上がる2人を止める者はここにはいない。
そして、日が暮れ、夜が明け、朝が来た。
王都までの道のりは歩いて2日ほど。しかし俺達2人が王都に着くまで2週間以上かかった。実に有意義な日々であった。
王都に着いてまず真っ先に宿屋に向かった。
2週間ほどの長旅だ。2人とも疲れが溜まっている(ような気がした)ので、まずは身体を休めようと2人の意見が合致。確かにずっと野外プレイだったからなぁ。
ふかふかの綺麗なベットに部屋には個別で風呂まで着いている、それなりの宿に泊まる。
今夜はお楽しみました。
俺の性欲は言わずもがなだが、聖女ちゃんの性欲もかなり強い。俺でさえ油断すれば全てを貪りとられかねないほどの強敵である。負けるつもりはさらさら無いが。
とりあえず三日三晩の死闘を繰り広げた。
魔法のあるこの世界に置いて性欲と魔力量は深い関係性がある。魔力量が高ければ高いほどに比例して性欲が強くなるのだ(俺調べ)
やはり竿役としては太さ長さ硬さ持続力連射力は必須だ。でなければ女の子達を満足させてあげられない。エロマンガの竿役で小さい奴なんて一部のショタぐらいのもんだ。あとはほぼみんなデカい。なんだったらショタもデカい奴はデカい。
故に俺は身体強化の魔法を磨くに磨き。魔力量を高められるだけで高めた。エロに対する飽くなき欲求がそうさせた。
そうして今や規格外の身体強化魔法の練度と途方もない魔力量を兼ね備えている。だいたい1週間は寝ずに最大出力の身体強化魔法を維持して、戦い続けられるほどだ。
比較するものがほとんどなかった田舎暮しで詳細は分からないが、世界でも上位の魔力量だと思っている。
そんな具合に魔力量を上げるに上げた結果。それに比例するように性欲も強くなった(元からな気もするが)
それと白い液体には魔力が篭っているものと思われる。
というのも数年間に渡って俺の相手をしてくれていた。村の嫁3人、オサナ、アーネ、リーバは初めてスケベした頃と今とで比べると爆発的なまでに魔力量が増えている。
尽く生中出しをキメた結果の副産物であろうという推察だ。エロマンガの魔力供給的な奴だ。ほぼ間違いないと思っている。
不老の魔女、2つ名持ちのリーバ曰く
「本来、普通の性交ではこのような事にはならん。恐らくじゃが規格外の魔力量を誇るヌシの精液だからこそ、性交によって他者の魔力量を増やすことが出来るんじゃろうな」との事である。
つまるところ俺のには他人の魔力量を増やす力があるということで、すればするほどした相手を強化できるという訳だ。如何にもエロマンガっぽい能力で俺は喜びに打ち震え、そのあとめちゃくちゃリーバに魔力供給した。
そんなわけで性欲と魔力には密接な関係がある。
聖女ロエ。女神の神託を受け聖女となった彼女だ。俺に比べれば少ないものの、彼女の魔力量もかなり多い。故に性欲も強いのだろう。
聖女である為には女神に捧げる汚れなき身体が必須。だからこそ、聖女ちゃんはこれまで極力、異性との接触を避けた禁欲生活を送ってきたそうだ。
それがこの度、俺との関係をもって決壊した。
元から強かった性欲を抑えた禁欲生活で、ダムの水のように溜め込まれた性欲が放たれた。ぶち破れたダムの壁から激流となって流れ出る性欲。ふっ、俺でなけりゃ溺れ死んでたところだね!
まさに海より広い性欲の持ち主である俺だ。ダムの水如き、全てまるっと飲み込むことなど容易い。
正直、聖女ちゃんにとって俺は最高の相手であったと言っても過言ではない(自画自賛)
この運命の出逢いをくれた女神様に感謝、感謝である。
「こんの不届き者がぁあああ!!!!」
教会本部。司祭の怒声が響き渡る。
3日間の休息という名の爛れたイチャラブ生活を終え。ある程度スッキリはしたので聖女ちゃんと2人で教会本部に来ていた。
もう死んだと思われていた(賊に襲われたのが
かれこれ1ヶ月ぐらい前)聖女ちゃんの帰還に教会は喜びに沸き、とても歓迎された。それを助けた俺もまた聖女ちゃんと同様に最初は歓迎されたのだが……。
ことのあらましを説明。
盗賊に襲われた事。
それを俺が助けた事。
そのお礼に聖女ちゃんの初めてを貰った事。
いっぱいした事。
結果、聖女としての力を失った事。
俺が魔王討伐を志している事。
それに聖女ちゃんが着いてくる事。
いっぱいした事。
そして無事に王都に着いて現在に至ると。
女神様のお膝元である教会にて嘘は良くない。ありのままの真実を全て説明した。下手に嘘ついたりすると後々面倒になったりするからね。嘘は良くない。自分にも他人にも素直に生きよう。
で、さっきの怒声である。司祭様ブチ切れ案件。
「聖女様を穢し、あろう事か女神様のお力を失っただと!?バカも休み休み言わんかッ!!なんたる不敬!この不届き者を捕らえろ!処刑だッ!その血を持って女神様への謝罪とするのだ!」
司祭が叫ぶと、どこからともなく、ぞろぞろと白銀のフルプレートアーマーを身につけた騎士たちが、姿を現し俺達を取り囲んでいく。
「そんな処刑だなんて!」
「ええい!男にうつつを抜かした穢れた元聖女も同罪だ!だが処刑とまでは言わん!ひっ捕らえて地下牢に送り込め!」
「おいこのクソジジイ!俺の処刑はともかく、ロエちゃんをひっ捕らえてどうするつもりだ!?どうせエロい事するんだろ!力を失ったのならはその身をもって穢れを清めるのだ、ぐへへ!とか言ってエロマンガみたいな事するつもりなんだろ!このゲス!」
聖女ちゃんが多数の男の相手を強要されてる場面が脳裏に浮かんだ。くっ、わりとよくあるパターン。嫌いじゃないけど俺の聖女ちゃんをそんな目に合わせるわけにはいかない。
聖女ちゃんは俺のもの!俺専用の聖女ちゃんだ!
「ぐぬぬぬぬ!貴様なぜその事を!」
司祭は顔を真っ赤にして要らん事を漏らした。
「あんたからはゲス野郎の臭い、それと数多の破瓜の血の匂いがする!大方、司祭である立場を利用して幼気な少女達を食い物にしてきた口だな。これは洗礼だ!とかなんとか言ってやりたい放題してきたんだろ!?」
「そ、そんな!司祭様がまさかその様な事をしてるだなんて!」
俺にはわかる。ハゲデブ悪人面のおっさん司祭がやることなんて決まってる。その見た目でやってないわけが無い(偏見)
「ききききき貴様!あ、あろう事かこのワシを愚弄するか!?そそそそそのそのような根も葉もない事を!」
凄く分かりやすく動揺してらっしゃる。しかし確たる証拠はない。実際、俺の偏見での発言ではあるが。それならば!
「根も葉もないかどうかはその口で語ってもらうぞ!《本音(ホントノキモチ)》!」
俺は司祭を対象として魔法を発動させた。
「くっ、何故こいつが”洗礼”の事を知っておるのだ。あれを知られるのは不味い……だが、証拠は残ってはおらん。女共は全てモンスターの餌にして処理した。誰一人として生かしては無い………………はっ!?ワシは何を喋っている!?どういう事だ!考えてる事を勝手に?!」
48のスケベスキルが1つ
《本音(ホントノキモチ)》
ツンデレの素直に慣れない女の子に本音を喋らせ、恥ずかしめる為に開発した魔法だ。
口では嫌がってるが身体は正直だなくくく…さて本当はどう思っているのか自分の口で話してもらおうか的なシチュエーションの時に使う。
ツンデレ気質のあったアーネさんにはよく使った。聖女ちゃんには使ってない。だって彼女、基本的に本音がダダ漏れなんですもの。どっちも好き。
その《本音》の効果によって司祭は自分の考えた事を自ら語り。盛大な墓穴を掘った。
司祭のとんでもない暴露話に周囲がざわめく。
「司祭様、詳しい話をお聞かせ願えますか?」
俺達を取り囲んでいた騎士たちは、今度は司祭の事を取り囲こむ。そしてその中の1人の騎士が司祭に剣を向けた。
あの騎士……フルフェイスのヘルムで顔が隠れていて、さらに声がくぐもって聞き取りづらいが間違いない。
女性だ。つまり女騎士だ。テンション上がった。
「知らん!ワシはなにも知らんぞ!クソっ!どうしてこんな事に!何故、考えてる事を喋ってしまうのだ!あのガキが何かしたのか!?おのれおのれおのれぇえ!!!」
こうして司祭は騎士たちに連行されていくのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます