まず特筆すべきは語り口。童話調の文体がとても馴染み深く読みやすく、その中にクスッと笑ってしまうユーモアが込められています。そしてこのストーリー展開。登場人物は家族四人。そしてその一人、ポンコツロボのピクルスくんがなんとも可愛く、一途にひた走るので物語はえらい方向に向かいます。ピクルスくんの挙動や心情がいちいち可愛くて。それを見ている家族の応対にもほっこりします。子供にも大人にも読み聞かせたい一品です。チーズ入りのちくわを食べて談笑しながら。
タロくんはお料理ロボットをゴミ捨て場で拾います。このお料理ロボットのピクルス、なかなかのポンコツで、タロくんは拾ったことを後悔しています。そんな中。ピクルスが恋をして……登場人物が自分以外をどう見てるのかが端的に書かれていて、人間関係(ロボット含む)がすごくわかりやすかったです!テンポも良くて、誰でも楽しく読める作品だと思います。短編なので、ちょっとした空き時間に楽しく読めるものをお求めの人にお勧め☆
ロボットのピクルス君がパパやママやそして七歳児のタロ君と過ごすドタバタコメディーな物語ですごく面白かったです!!特にラストシーンには感動させて頂きました!感謝します!!