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こ…これは艶めかしい…!!
本当に文字媒体が好きな人が、文字媒体の好きな人のために作ったものと感じました。文章の表情の細やかさから、文学への深い愛情を感じたというか…。こういう形での深みを、文字は作ることができるんだなという…。何だかまとまらない感想ですみません。セックスの多分に含まれる話なのに、凄く凄く綺麗でした。太陽光が目に見えるようです。
作者からの返信
なんようはぎぎょ様
コメントありがとうございます!
部屋を舞う埃が西日に照らされて光っているようなイメージで書いたので、太陽光が目に見えるよう、、、とおっしゃっていただけて大変嬉しいです!
お読みいただきありがとうございました。
こんばんは。企画から参りました。
淡々とした筆致と退廃的な雰囲気がマッチしていて、そこが印象的な作品でした。
彼女の持つ毒にどこか恐れを抱きながらも抗えない、そんな男の内面が覗けて見えるような。
方角は北北西かな、と感じました。もっと淡々と、彼女の正体も中盤くらいではっきりさせた上で終盤は男の内面に焦点を当てた描写だともっと西向きになるのかな、と思います。
ただ、現状の展開で十分に面白いので(だからこそ北要素が強く出るのですが)、企画抜きに楽しませていただきました。
作者からの返信
lager様
こんにちは。お読みいただきありがとうございました。お楽しみいただけたようで何よりです。
中盤で彼女の正体を示し、終盤で主人公の内面を綴る構成、確かに良いですね。主人公の心理がよくよく伝わりそうです!
アドバイスありがとうございます。今後の執筆の参考にさせていただきます。
フィンデルさんの方角企画から参りました森山です。
やはり生きている人間の温度や息遣いを感じさせるようなリアリティのある文章が素晴らしいですね。本当に尊敬します。裸体と西日の同系色の表現が生々しさと温い空気感、両方とも夜という闇が隠れていることを示唆させていて、本当に奥深い素敵な表現だなぁと思いました。
この作品の方角ですが、私も北西かなと思いました。文章の適度な細やかさがやはり西向きの要素がありますし、落ち着いた雰囲気が純文学を感じさせますね。ですが、物語の展開は読者を驚かせ、楽しませようとするエンタメ性があるので、北西と判断しました。
長々と失礼しました。これからも応援しています。素敵な作品をありがとうございました。
作者からの返信
森山満穂さま
こんにちは。いつもお読みいただきありがとうございます。
本作執筆にあたり「空気の温さ」は意識しておりましたので、ご感想いただいて嬉しいです!
エンタメ性、文学性どちらもお楽しみいただけておりましたら幸いです。
応援ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
初めまして、企画から来ました。
男と女の機微を書かれた作品で、人の内情を書くと言うよりも展開に重きが置かれているような気がします。
それが悪いとかではなく、私には完全にエンタメに思えました。
なので真北かな、と。
あくまで私の感想なので気にしないでくださいね。
ステキな物語をありがとうございました。
作者からの返信
えーきち様
こんにちは。お読みいただきありがとうございました。
確かに一種のどんでん返しなので、エンタメととらえることもできますよね。
人の機微を描きたいと思いつつ、読者の皆様に少し驚きを、というサービス精神からこのような形になった次第です。
こちらこそ、貴重なご感想ありがとうございました。
こんにちは、薮坂です。
作品を読ませて頂きました。
凄く格好いい物語ですね!
キレがあるというか、エッジが効いているというか。純文チックな筆致の中に、エンタメの芯のようなものを感じました。
方角は、エンタメと純文のいいとこどりの「北西」だと思います。
お話の中身ですが、どろどろとした人間関係と、さっぱりとした筆致がやっぱりいい対比になっていると思います。
なので、ドロドロなのにどこか爽やかな印象を受けました。
こんな関係はダメだとわかっていても(二人ともそう思っていないかも知れませんが)、秘め事を共有するというのは背徳的でいいですよね……笑
斎藤くんが若干不憫ですが、恋にフェアもアンフェアもないし、結婚していなければ不倫にもならない。そういうところに焦点が当たって、「面白い」お話になっていると思います。
素晴らしいお話でした!
作者からの返信
薮坂さま
こんばんは、この度はご一読・コメントいただきましてありがとうございます。
今回北西目指して書いたので、そのように受け取っていただけて嬉しいです。
爽やかさ……! 作者としては意外でした。結構筆致が淡々としているので、その影響でしょうか。思わぬ観点で大変参考になりました。
この物語の中で一番良い奴で一番不憫なのは、斎藤ですね。笑
お読みいただきありがとうございました。
高村さんの文章、堪能させていただきました。
よかったです。
彼女の正体、「こっちか……?」と思いながら読んで、ネタバラシで「やっぱこっちだよねー」とうなずき。
その方がおもしろいですもんね。
私が注目したのは心情描写で、男性の一人称視点で進むわりには語りが客観寄りなんですよね。
外見や行動の描写を中心で、肉欲を感じさせる場面も「下半身に熱を感じた」や「目を奪われていた」といった三人称視点でも出せる表現を使用されていて。
なので終盤に満を持して出てきた「気持ち悪いなと思った」という言葉に「おおっ!」と感じました。
話の流れからしても、そこまでの行動であまり男性に主体性がなく、ここでようやく心情が出てきたんだなと感じました。
きっと狙って書いたところなんじゃないかと思います。
たぶん、高村さんが狙った効果がきちんとこっちに伝わって、狙い通りの読後感を味わえたんだろうという気がします。
申告の北西というのも、しっくりきました。
よい小説をありがとうございました。
作者からの返信
空何さん
高村芳です。早速のご感想、誠にありがとうございます!
彼女の正体、バレバレでしたね、、、苦笑
主人公の心情描写に関しても、どこか他人事で、この関係をよく思っていない感じが伝わっていたようで嬉しいです。
ご丁寧にありがとうございました!
はじめましてこんにちは。この度は自主企画に参加していただきましてありがとうございます。拝読させていただきました。短いお話なのに狭い空間の中にある滴る露が2人の色を出していて、雰囲気的に好きな描写だなと感じました。一過性の関係、それでも残り香を落として去っていった彼女の背後や、主人公の刹那を性を通してこうして描けるのは作者さまご本人の構想がきちんとされているからだと見受けられました。出会えてよかった一作です。
作者からの返信
深山花楓さま
はじめまして、こんにちは。今回は素敵な企画に参加させていただきありがとうございます。
コメントで「露」や「残り香」などとお書きいただいてて、本作を書いたときに意識したところだったので大変嬉しかったです!
ご一読&コメントいただき、誠にありがとうございました。