夢のできごとをはっきり覚えている主人公は、なんと友だちと同じ夢を見ることもあった。そんなある夜の夢の中で、主人公は意外な人物と出会って、驚きの事実を告げられる…。なぜ他人の夢に入ることができるのか? その秘密、主人公の葛藤と変化、学校の友人関係も相まって、とても興味深い設定の上に語られています。登場人物も奥深く、作中でわずかにしか触れられなかった事情が垣間見え、続きやスピンオフが読んでみたくなります。主人公の勇気の一歩が、新たな扉を開くことができますように。
この話を読んで、幼い頃いつも同じ夢を見ていたなーと思い出しました。青春だなーって思いました。友人関係が上手くいったりいかなかったりがリアルです。ラストの終わり方は希望があって素敵です。
自由に夢を見たいと思ったことがある人は少なくないかもしれない。主人公は、まさにそんな人で、なんと人の夢の行き来ができる人だった。そこから始まる物語には、出会いの切なさと、それに嬉しさが詰まっていると感じた。変わっていく少女と、登場人物の関係には青春の香りも感じる。面白かったです!