続いて記載されていた不可解な内容

 前回のエピソードを投稿したのが5月26日となっているため、あれから一ヶ月以上経ったことになる。ちょうど本日、関係者の方とwebで話すことができ、了承を得たため続編を書くことにする。

 以前の不可解なメールの内容とはこうだ。



 ——また、木沢さまの作品を読み、面談を希望している編集部がございます。

面談をお受けいただける場合、ご連絡先を新規コンテンツ開発編集課にお伝えしてもよろしいでしょうか。本メールにご返信いただけますと幸いです。

 引き続きカクヨムをどうぞよろしくお願いいたします。

※上記内容の転載や口外は、固く禁止させて頂いております。



 受賞すると、とあるフォームを記入して欲しいと言われる。その中に興味のある部署があったら、面談可能か、というとこにチェックをする欄がある。フォームを記入しているときは、正直舞い上がっている最中であり、


「面談か! へえ、プロっぽいな。もちろんOK!」


 くらいの気持ちでチェックした。もちろんわかっている、そんなことあるはずないと。

 しかし、即座にこのような文言があり、期待度はMAXである。どこまで持ち上げて落とすのだろうか、その衝撃に耐えられるだろうか、同時に不安も募るばかりでもあった。しかし次のメールで気になる内容も書いてあった。


——それでは、後日、新規コンテンツ開発編集課より直接ご連絡させていただきます。若干のお時間を頂戴すると存じますが、今しばらくお待ちください。


「若干のお時間」

 若干とは人によって感覚は様々だ。1週間の人もいれば、場合によっては1年かもしれない。敢えて言う、ということは、一般人の予想よりだいぶ後になって連絡が来ることを親切心でおっしゃってくださったのだろう。果たして若干とは幾ばくか。


 私はとりあえず一ヶ月待った。

 待った後に、6月15日に運営様からメールが来た


「短編特別賞の副賞である非売品の文庫を作成するので、最終的な誤字などの確認をお願いします」


 という内容だった。

 了解、の旨と一緒に聞いてみた。そういえば、あの件はどうなったのですか、と。

 返事はないかもしれないと思っていたが、さすが大手、20日に送った返事を22日にはいただけた。内容は以下の通りである。


「お問い合わせされた件についてですが、新規コンテンツ開発編集課の担当者が、近日中にご連絡いたします。恐れ入りますが、今しばらくお待ちいただけますでしょうか」


 了解しました。正座をしながら待ちます、という思いで「よろしくおねがいいたします」とその返事を送った。その1週間後、いよいよメールをいただくことができた。


 その内容は次のようなものだった。

 

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