復活

 額に滴る一滴の雫で目が覚めた。

 私を呼び起こしたのはいとうみこと様だった。

https://kakuyomu.jp/users/Ito-Mikoto


 しばらく放置していたカクヨムに、メッセージをくれたのだった。簡単に言うと「生きてますか」と(笑)

 私はやっと目が覚めた。

 目覚めてみると、まるで憑き物が落ちたように、私は素っ裸だった。戦うこともできなければ逃げることもできない。一生懸命やる必要はないし、気が向いたら書けばいい。二度目の人生はそうやって生きていこうと誓った。


 死亡している間に、公募ガイドの掌編コーナーは終了しており、また時代の煽りをうけて、毎月発刊していた公募ガイドは季刊誌へと変貌と遂げていた。しかし、選考委員を高橋源一郎氏に変え、「小説でもどうぞ」というコーナーが始まっていた。高橋先生の講評は暖かく、是非この講評をもらうために応募したい、と思える内容だった。リハビリ代わりに私は応募することにしたのだった。


 なぜここまで私が自分史を語ったのか。それはあの「重要な連絡」が受賞の連絡じゃないかという期待が押し寄せる波のように込み上げてきていたからである。もうすでに受賞者の感想エッセイとなっている。だからその連絡の内容を知りたい気持ちもあり、知りたくもない気持ちもあった。あともう少し夢を見させてくれ……。受賞できたら、目標としている烏目浩輔様

https://kakuyomu.jp/users/WATERES

(すでに書籍化、受賞作多数)

や、無月兄弟様


無月兄様

https://kakuyomu.jp/users/tukuyomimutuki


無月弟様

https://kakuyomu.jp/users/mutukitukuyomi


 たちの輪に入って行けるのでは、そんな妄想が浮かんでは押し殺していたために、とても眠れる様子はなかった。

 翌日、運営様からのメールは意外と早く返ってきた。

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