番外 「主要人物紹介」
〈主要人物紹介〉
鳴宮一織(なるみや いおり)
年齢=16歳
身長=177cm
フラナリー学園生徒会会長
〈Kka〉シックス
本作の主人公、語り部である。十六歳とまだ甲斐性もない高校生の身分で、業界に名を馳せる筋金入りの化け物殺し屋。殺しの技術的な面で見れば同業者フウトと互角、もしくはそれ以上だ。髪の色はある薬物を摂取してしまった故に赤く染まってしまっており、毛はパサつきが酷い。真っ黒な瞳は無情さを引き立たせ凍てついている。一人称は「俺」や「自分」、「僕」など決まったものが無い。
177cmと比較的高身長の部類に属するものの、殺しを行う時のスタイルは「力<スピード」と、その体形の利を丸々無視した大胆な立ち回りをする。得意武器はピストル、対物ライフルであり、特にピストルの精度は組織内でも群を抜いている。
イオリは特に目標は無くただのうのうと殺しの日々を過ごしている、比較的まともな考えを持った者で、「どう死のうか」毎日考えていた。
願い=「誰かに殺してもらうこと」
目標=「死ぬこと」
神々凛花(みわ りんか)
年齢=16歳
身長=160cm
フラナリー学園生徒会執行委員
〈Kkc〉サーティ
本作のメインヒロイン。イオリと同級生でかつ幼馴染。イオリやフウトと違い平凡な日々を謳歌していたリンカは、ある日幼馴染でかつ大親友のイオリが殺しをしている現場に出くわしてしまう。透き通った淡い青色の髪を持つが、本人もなぜその髪の色なのか知らない。160cmと平均的な身長だが、整ったその顔は万人を引き付ける。本人は自身の美貌に寄り付く男どもに嫌気が指しているが、若干意識しつつある。
平凡な日々を謳歌していた、のだが、父から性的暴行などを受け病んでしまい、自らの人生に終止符を打とうと考えていた。イオリが殺し屋だと知った際、いっそのこと殺してもらおうかとイオリの拳銃を持ち騒ぎを起こそうとした。
願い=「死ぬこと」
目標=「生きる道を探すこと」
風間風斗(かざま ふうと)
年齢=16歳
身長=173cm
フラナリー学園生徒会生徒会長
〈Kkc〉セブン
本作の重要人物の一人。イオリ、リンカと幼馴染であり、かつ殺し屋である。同業者であるイオリの事を悉く滅ぼしたいと思っているが、なかなか実行に移せないままかれこれ十三年間も共に生活してしまっている。時が過ぎていくにつれ、だんだんとイオリとの協調性が芽生え、同業者であると知った時よりかは関係は良好となっている。
緑色の髪はイオリ同様、薬物による反応で出来たものだ。しかしイオリのようにパサつきの酷い天パではなく、かなりストレートで柔らかな髪である。
身長はイオリより少しばかり小さいが、体の利を生かさないイオリと共闘する際そこまで身長に差がないと感じれる。フラナリー学園の生徒会長を務め、そしてかなりモテる。イオリやリンカも劣らない美貌を持つが、打って変わって違うのはその社交性で、それが男女関係なく引き付ける要因となっている。
因みにずっと前からリンカに殺し屋だと感づかれていた。
戦闘スタイルはイオリと似ているが、どちらかと言われるとややパワー振りした戦闘スタイルである。得意武器はピストル、マシンガン、爆破武器全般。射撃の精度こそイオリに劣るものの、爆発物の扱いに長けており、学園へ登校する際は護身用に発煙筒日本と手榴弾三発を常備している。
案外辛辣。
実は幼いころに両親が惨殺され、一人残された辛い過去を持つ。そしてその両親を手に掛けたのは、自分の所属する組織〈Kkc〉のボス、〈おばさん〉であることが分かり、それに気づいた十四歳のころから〈おばさん〉を殺すことだけに身を尽くしている。
願い=「無い」
目標=「〈おばさん〉を殺すこと」
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