【小ネタ】次元が違うから安全だといつから錯覚していた?な現実。

思いついて脳内ぐるぐるしてたのでついったーに流した小話を若干修正して再録。

これもまた定番だから起こらないはずなかったよねっていう話。


+ + + + + +




「どうして無いと思ってたんだろう……この世界が二次元みたいな三次元極めてる時点でいつか起こるんじゃって警戒すべきだったのに」


「まあ定番っちゃ定番だもんな……いやでも警戒したからってどうすることもできない話だろこれ」


「トリップがありなら逆トリップもありですよね、うん」


「ありなんだろうが知りたくはなかった」


「……ちなみにこっちは前世になかった作品からだったんだけどそっちは?」


「同じく前世になくて今世で初めてプレイしたゲームからだった」


「つまり逆トリップが起こること織り込み済みで存在してた作品だったってことなのかな」


「そういうことなんじゃね……?」


「常々、推しが画面から出て来てくれたら死ぬとは思ってたけど、いざ出てくるとパニック通り越して現実が認められない」


「妄想かな? 幻覚かな?」


「妄想とかだったらよかった……いや妄想の中でも推しは私に話しかけないから」


「あれ、あんた夢系も嗜むんじゃなかったっけ」


「嗜むけど作品による。主人公との組み合わせで萌えてたのに!なんで!!こっちを口説いてくるのか!!どうせなら主人公とセットで出てきて欲しかった!!」


「世の中そう思い通りにはいかないってことなんだろ……」


「世界がこんなにも私にやさしくない」


「いつものことだろ。やさしいときなんてなかっただろ」


「君という存在だけがやさしさの集約かな……」


「おーい、発言がポエムってるから戻ってこーい」


「君も同じ状況のはずなのにわりと冷静なのはなんで?」


「解釈違いは見なかったことにする派なんで」


「スルースキルの高さをいかんなく発揮してるわけか……その強さを分けてほしい」


「でもあんただって推しだからってぐらっとよろめいたりはしないだろ」


「対峙すると頭真っ白にはなるけど、まあ解釈違いだから……」


「結局結論は同じなんだからいいんじゃね? ガード必要なら呼んでくれればいいし」


「頭真っ白になった自分があらぬことを口走らないように接触は控えたいと思ってる。のでお願いしていい? フラグ立ってるのが丸わかりなんだ……これ画面の向こうで見た!が何度あったことか」


「ああ、確かに事前知識多い分、わかりやすいもんな……」


「最上の反応をくらうたびに精神がガリガリ削れてる気がする」


「穏便におかえりいただけるようにがんばろうな」


「ある程度知り合わないとあっちの帰還フラグ立たなさそうなのが難点だけどね……」


「恋愛エンドにも真エンドにも行かなきゃこっちの勝ちだと思って割り切るしかないな……」


+ + + + + +



いつもの会話より「……」が多いのは、なんだかんだ言いつつショックとか心労がいつもの比じゃなかったから的な。これが前世産作品の推しとかだったら結構やばかった。

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