第5話 前世と現世でシンクロしたら大変なんだってば!

前世を知りたいって言う人は多くて、何か別の夢…ファンタジーの世界に前世がいると思ってるんじゃないかと思わせる人、動物や虫、自然とかヒトではないものが前世、転生と思ってる人色々な方がいらっしゃいます。人それぞれ自由なのでいいんですけどね…。たいていの人の前世って人間ですけどね。


前世を知りたい気持ちはわかります。

ただ本当にわかる、感じることが出来ると前世の感覚・感情との闘いが始まります。

心の葛藤なので目に見えないし、何となくわかる~程度と思ってたら大間違いです。


その人と前世との感度?みたいなものにもよるのだと思いますが、私の場合わかり始めた頃は感情の制御がきかず完全な二重人格者になっていました。


例えば、前世関連の小説や歴史本を読んでいた時のことです。

ハードカバーの本でした。本は大事だし、ハードカバーで買った本は特に大事にする現世。

それに反して前世は自分に関しての記述内容が気に入らず、読みながらイライラ…。

イライラ…。イライラ…。

そして、思い切りパンッ!と音を立てて本を閉じ


「俺こんなこと言ってねぇよ!!」


って言いながら本をぶち投げました。投げた直後に現世に戻って

「あーもー高い本やのにもったいない…」と本を拾いに行く。(現世は関西人)


前世が前に出た時は完全の江戸っ子のべらんめえ調になります。それも、いきなり…。


 テレビを見てる時のふと見た風景などから前世が辛いことを思い出したことがありました。

その時 現世は仕事中で接客中にも関わらず、辛い思いで一杯になって涙が出てしまう。

何があったわけでもなく、いきなり泣き出すんだから周囲も困ってしまう…。


私の前世の場合は幼少期に虐待を受け続けていたこと、その時につけられた大きな傷も残っていた様です。その影響で現世は人前で着替えることにすごく抵抗を感じていました。その頃は前世は判明していましたが、虐待されていたことが原因とは知りませんでした。前世もこのことはほとんどの人には語っていません。何より本人が認めたくないことでした。


そのことをきちんと言えたのは、前世の恋人だけでしたが、その当時は概要のようなことしか言えなかった様です。ハッキリとした虐待の内容や傷を受けた時の状況を言えるようになったのは、現世と話をするようになってからでした。


これより前世の話をアップしていきますが、辛い時期に入ると現世も同時に落ち込んだり辛くて泣いてしまって進まないこともしばしばありました。


前世を野放しにすれば感情が乗っ取られるんじゃないか?!と思うほどに危機感もあったりします。知りたいと思うと同時に現世は今生きてる時にしっかり足つけていないと、二重人格、多重人格者と思われるので要注意です。

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