第3話 お祓いは行く前にほとんど終わってる

テレビでもお祓いの場面も見る機会があると思います。

相談を受けて、その後現地に赴いてお祓いをする。

そういう手順で進めていくのは間違いないんです、でもね…。


依頼が来る。この時点で状況わかることが多いです。

今はスマホだから、電話が鳴っても誰からか表示されますが、仕事用の電話とか家電では相手が誰か分からない場合もあります。それでも電話の音の感じで誰からどんな内容の電話なのか分かることがあります。それが友人からの場合なら

「また何かあった?」といきなり用件から入ることもよくあります。


依頼が来る前に分かる時もあります。

気配を感じたり、音がしたり様々ですがいつもと同じ空間が違う感じに思えたり…。

依頼が来るまででもわかる時は祓わなきゃならない対象が偵察?に来てることもあるので、その時点からお祓いは始まってます。


依頼が来てから実際に現地に赴くまでに基本的なお祓いは終わってることが多くて、現地に行ってお祓いすることは最後の締めみたいな感じが多いです。


場合によっては、依頼が来る前に自宅でお祓いが終わってしまって行くこともなく、終了することもありです。ほぼボランティア活動みたいなものですね (苦笑)


お祓いには作法のようなもの、印相や手印などもあります。

結界をかけて魔が入らないようにすることも実際するし、ちゃんとしたやり方があります。

この辺りの詳細は簡単に教えることはできません。下手に手を出すと怪我をすることになるので何も知らずにするのは絶対おすすめはしません。


印相・手印、真言など調べればわかるものも多いですが、実際に使う時とは微妙に違って書かれているもの、分かりにくくされているものもあるように思います。


九字を切る方法も最近は表によく出ていますが、あれも簡単に使うものではないです。それなりのパワーを込める、集中力も必要かな。師匠からは指2本で割る前の割りばしを真っ二つに出来るかやってみなさいと言われたこともあります。失敗すると痛いので、これもおすすめしません。

ちなみに、一回で割りばし真っ二つに折りました。もちろん指は無傷です。

気功と同様で触れる必要はなくてエナジーで割る感じです。


この業界?でよくあるのが「先達に指示を貰ってから」って本当に結構あったりします。こういうものの場合、一般に知られる様にに見えて本質は書いてなくて使い物にならないこともあります。


真言などは特に注意が必要で、有名な神仏に対するものならいいですが、よく分からないもので「これを唱えておけば大丈夫」と知らされた真言が実は追い詰めるための真言だったこともあったので要注意です。


お祓いの時に使うお経や真言など、ある程度の決まりはあります。

私の場合はそれに加えて、実際にお祓いをしはじめた時に予定とは違う真言を使うこともあります。それは依頼者の方の宗教に関連することもありました。


あくまで私の場合なので他の方のやり方は違うかもしれないですけどね。

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