第2話 前世を知る手がかりは結構身近に転がってる

前世なんて霊能力がないからわからないと思いがちですが、気づかないところで前世から引き継がれたものがあります。普段の生活の中で前世と今生の共通しているところもあります。

私の場合は…


小さい頃「どんなおもちゃが欲しい?」と聞かれて

「刀が欲しいの。長いのと短いの2本。外は黒いやつ」

と答えたことを覚えています。たぶん3歳くらい。女の子が欲しがるおもちゃじゃないですよね。

武士だった前世が持ってた刀の記憶。大小の刀。鞘は黒が好きみたいです。


あとは「犬張子」が好き。理由なくただただ好き。本能的に好きと思ってしまうところがあって、のちにこれが前世にとって会ったことのない親と自分をつなぐ大切なものだとわかりました。


こんな風に何という理由なく好きなこと、嫌いなもの、癖なども前世からの影響が出てることがあるようです。


今生は関西に住んでいて東京に住んだことはありませんが、前世が江戸っ子だったので東京方面に行く時には

「東京帰ってきます」

と言ってしまうこともあります。言った自分にびっくりです。


根っからの関西人なのに東京の友人と話をする時は関西弁がでません。もちろん意識しているわけではなくて、自然に話すので関西弁を期待する友人たちには残念がられています。


都内の区の位置とかは分からないのですが、前世が知ってる場所なら距離感がわかる時もあります。


前世ゆかりの地に行った時にはバスから降りてどっちに行けばいいのか分からなくて困っていたら

「こっち!」と声が聞こえる。

言われるまま歩いていたら今度は

「そこ!右!」と聞こえて、右方向みたら目的地がありました。


目的地は前世と関わりのあった人の子孫が営む資料館でした。子孫の方が来て説明してくれるんですが何故か笑いがこみあげてきます。もちろん笑える場面ではなく、初対面の方ときちんとご挨拶する場面です。とにかく笑いをこらえるのが大変!でも子孫の方を見ると笑ってしまう。

そこで聞こえてきたのが

「ここの家の連中は、みんな同じ顔してるよ」

前世が知っている人と、子孫の方がそっくりだった様です。


前世は左利きと記録に残っているのですが、今生は右利き。ここは違うんだなと思っていたら姉が…

「小さい頃は左利きだったの直されたの覚えてる?」って言うんですよ。

寝耳に水で、いい大人になる年齢まで知らなかったんですが、こういう共通点もあるようです。


前世と今生、前世と言っても1人ではないですが、それぞれ別人格です。似てるけど別。

私が思った前世達と今生の関係ってタケノコみたいに根はつながってるけど、芽がでる場所が違うという感じかな。同じ性質のものでも日陰と日向では成長が違ってくるけど、根本は似てる…みたいな。


その他にも前世との共通点として「子供と動物には好かれる」のは連綿と受け継がれています。

接客の仕事をしてると子供さんが近づいてきます。旅行に行った先でお散歩してるワンちゃんが駆け寄ってきたこともありました。何もしてなくても寄ってきてくれます。これも才能ですかねぇ。


どこの誰とわからずとも、こんなタイプだったのかなというは自分のことを分析したら見えてくるかもしれないです。リアルに誰と分かってしまうと、前世の感情に流されてしまうこともあるので何となくこんな感じと思う程度が楽で良いかもしれないです。


前世の感情が流れてきた時のことはまた後日…。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る