第23話 体育祭

こうして、体育祭が始まった。


「……体育祭?」


「……武闘大会…だよ…な。」


「ま、まあいいんだよ。

別に……」


そんなこんなで普通前日とかに渡しておくはずのトーナメント表を見ると、一戦目の相手は山田火華だった。


そして、第1試合が始まった。


「じゃあ、行くよ。」


ピー!


試合が始まった。


始まりと同時に闇魔法で拘束してくる。

それを破ると、火華の姿は見えなかった。

そして直感で火華の短剣を避け回し蹴りをする。


「…少し肌に掠ったか。」


俺は流石にスキル使用禁止でやるのは厳しかったかと思ったが、最終戦に向けてなるべくmpを温存しときたかった。


「…まぁ、再生するからいいか。」


俺は火華に近づき双剣で攻撃をする。

火華は、俺の攻撃を闇魔法と短剣で受け止めながら攻撃をしようとするが、俺は、攻撃を避け足で腹を蹴り、双剣を片方投げる。

火華はそれを弾いたが、目の前には剣先が突きつけられていた。


ピピーッ


「勝者、暁冬馬。」


「アハハ、強いね、冬馬は……。

身体改造を使わずに勝っちゃうなんて…。」


そう言って、去っていった。


「もう、疲れたな。」


そう言って俺は少しlv固定を緩めた。

【lv:8】→【lv:10】


「よし、こんなもんで良いだろ。」


そして次の相手は青木美保野だった。


ピーッ!


美保野は魅了を使ってきた。

しかし俺に状態異常は効かない。

そして美保野を叩き倒した。


ピピーッ!


「勝者、暁冬馬。」


「……美保野。

スマンこれは相性の問題だわ。」


「…君状態異常耐性とか持ってたっけ?」


「…いや、肉体改造で精神を消したんだ。」


「…これは完敗だなぁ。」


「そうだな。

…また来年だな。

頑張りゃ2位にはなれるさ。」


「ああ、今度は1位になってやる。」


「ああ、やってみろよ。」


「来年は勝つから。」


そして俺はトーナメント表を見た。

次の相手は岩山蒼だ。

これは、きついな。


【lv:10】→【lv:18】


そして、次の戦闘が始まった。


ピーッ!


試合が始まった。


蒼はいきなり俺に身体強化で近づき全力で攻撃してきた。

ってかどうしてこんなに同じクラスの割合多いんだよ。

絶対仕組んだろ。

そんな事を考えながら攻撃を、受け止めると蒼の後ろから炎が飛んできた。


俺は避けようとするが……


「っチ!」


腕を掴まれて炎に当たってしまった。


「…冬馬、お前本気じゃねぇだろ。

何故本気で来ない。

俺等を舐めてんのか。」


そうゆうと同時に蒼は更に早く突進してきた。

速い!

しかし動きが単純だ。

しかしそれと同時に炎魔法で避ける道を無くして来た。


【lv:15】→【lv:23】


俺は攻撃を、受け止め足で横腹を蹴る。

そして剣を降ったがそこに蒼は居なかった。


「俺等を舐めるな。」


俺の腕に拳が当たった。

そして俺は剣を落としてしまった。

しかしもう片方の剣を首先に持っていき勝負を終わらせた。


「本気で戦ってくれよ。」


「……お前が強くなったらな。」


そして俺は次の相手を見ると、桐原佑樹だった。

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