第5話 スキルゲット

ちょっと、おかしいよな!?

いきなりチートが進みすぎじゃないか!?

そのスキルは流石にヤバいだろ!

いや、自分で使うから別にいいのか?


「おい冬馬、大丈夫か?さっきからお前顔やばいことになってるぞ?」


っは!

いけないいけない。

驚き過ぎた。

なんて答えるべきか?

………何でコイツ身体強化で遊んでんだ?


「空お前、身体強化で何してんだ?

何かオーラ出てるけど……」


「ん、ああ。

これやると体が軽いから楽しいんだ。

でお前は何でそんな顔してんだ。」


流石に誤魔化せないよなぁ………


「いや、大丈夫だよ。自己身体能力帳を初めて見ただけだよ。」


「へぇ〜、どうだったよ。」


「stpが20あったよ。」


「まじで!?

中3の平均数値は8だぜそこ!」


「だけどhpが3しか無かった。」


「hpは平均5だな。

まあ、ドンマイ。」


よしこれで誤魔化せただろうか?


「取り敢えず、次の授業が始まるから、席座ろ。」


「そうだな。」


そして僕は授業をうけていたが……


駄目だな。教科書全部読んだら、称号効果で全部覚えてしまった。

取り敢えずノートだけ書いてスキルツリーを使って見るか。

何かいいNスキルは無いかな。

お、これ良いんじゃね。


【鑑定lv:1】

人だったらその人の名前・lからlvまで見える。

物だったら、その物の名前が出てくる。

mpを1消費する。


よし、取った。

試しに後で使ってみるか。


給食中


あ、空が居る、使ってみるか。

………鑑定ってどうやって使うんだ?

身体操作は、死にかけたとき本能的に使えただけでまだ、使える訳じゃないし……

ハァ、後で色々試すか。

………いや待てよ?

空はさっき、身体強化を発動してたから聞けば良いんじゃね。


「なぁ空、お前どうやって身体強化使ってるの?」


「強くなったってイメージかな?」


イメージ?

そんなもんなのか。


「でお前はそのスキル(身体操作)誰に使うんだ?」


「まあ、誰でもいいや。」

(鑑定を試すだけだし。」


「まじで、誰でもいいの!?」

(お前真面目そうな顔してるのに、相手は誰でもいいのかよ!?)


「ああ、誰でもいいが?」


何故だろう。

女子から今まで向けられたことないような視線で睨まれてるんだけど。

まあ良いや、使うか。


【鑑定結果】

n:青山空 o:15 g:男

lv:45 exp:98 DOB:2030年5月3日


………コイツいつの間にlv上げたの!?

コイツ絶対に体力テストまで隠すつもりだったろ。


よっしゃ、こっちも絶対勝って驚かせたろ。


……なお、それから数ヶ月女子が自分に近づかなくなったのは言うまでもない。

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