第3話 初めての討伐

「!?うお」


速っ!

僕は何とか攻撃を素手で防御したが……


「いってぇ」


手から血が流れた。

あの爪、長過ぎんだろ。

もう1度、魔物は飛び掛かってきた。

俺はその腕を両方とも掴んだ腕から血が流れるが気にしない。


「オラ!」


魔物の首に黒い学生服を巻きつける。

魔物はそのまま、窒息死した。


数分後


「オェ」


僕は、嘔吐してしまった。

初めて2足歩行の2m程の生物を殺し、その返り血を浴びたのだ。

無理も無いだろう。

そんなとき、新たな魔物が数匹来た。

きっとコイツの事を心配して来たのだろう。

そう勝手に思ってしまった。

そう思ってしまったせいで更に殺すのに躊躇ってしまう。

しかし相手は攻撃してくる。

何もしなければ殺されてしまう。


「ッオラアアアアアアア!」


僕はそいつらを全員殺した。

不思議と体は軽かった。

その後、数匹殺せば慣れてきた。


「……ん、そういえば、lvは上がったかな?」


……………………………………………………………

n:暁冬馬 o:15 g:男

lv:15 exp:40 DOB:2030年12月19日


hp:65/65

mp:63/63

stp:80/75

atk:49

dfs:60

spd:55+50

lk:50

sp:30


【Nスキル】

回復魔法lv:1 威圧

【Rスキル】

身体操作lv:1 痛覚無効【常時】

【Uスキル】

超再生lv:3


【★称号★】

魔物を最初に倒した者 最初にlvを上げた者

スロケルベ迷宮で最初に魔物を倒した者

……………………………………………………………


【超再生lv:3】

hpを5秒間に1回復する。


【魔物を最初に倒した者】

expが2倍になる。

lvが上がったときの身体能力上昇率が上がる。

lvが上がったとき画面の数値が全回復する。


【最初にlvを上げた者】

戦闘中に戦闘相手と自分以外の時間が停止する。


【スロケルベ迷宮で最初に魔物を倒した者】

回復魔法が使えるようになる。

威圧を覚える。

一度習った事を絶対に忘れない。

spdが+50


【回復魔法lv:1】

回復を出来る。

lv:1で出来ること。

ヒール キュア


【ヒール】

hpを治す


【キュア】

毒を取る。


……何だコレ!?

めちゃくちゃ強いんだけど。

……取り敢えずもう帰ろう。

もう、眠くなってきた。


そして僕は帰った。


勿論、帰りが遅かった(主にあの画面のせいで)ので怒られてしまったのは言うまでもない。


次の日


僕は、いつものように早く起きて、2度寝した

そして起きた時間は7時50分。

………ヤッベェあと40分しかねぇ。

走れ!


「うおおおおおおお!?」


脚が軽い。そうだlvが昨日上がったんだ。


結果7時2分に着いた。

よし、体力も余ってるし机で寝るk……


「あれ、今日は速いんだな!」


空がやって来た。


「ああ、何か起きちゃってな。」


「へぇ~、そういえばあのニュース見たか?

視界の端を意識すると自分の能力値を見ることが出来るらしい。」


「ああ、知ってるよ。そういえばお前はスキル何を選んだんだ?」


「ああ、俺は身体強化と火魔法と岩魔法だな。」


「へぇ、僕は痛覚無効と身体操作と超再生だよ。」


「お前、それってもしかして、人の体を操作できるのか!?」


「ん、ああ」


「お前それ、色々出来るじゃん!

【自己規制】とか【自己規制】とか!」


「おま、するかぁ!」


災厄だ。

めちゃくちゃ注目されてる。

特に女子からの視線が怖い。


そうして俺は、次からは、身体操作に関しては伏せておこうと思った。

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