第2話 初めてのダンジョン

「ハァー、体力テストの結果、今日は中々良かったのにな~」


空は僕の横でまだ体力テストの愚痴を嘆いている。


「まぁ確かに全ての記録をやり直すのはちょっとおかしいよね~」


僕も軽く愚痴を零しながら下校する。


「じゃあな、冬馬、来週に勝負だ。」


「ああ、今回も、俺の勝ちで終わらせてやる。」


そして空と分かれ俺は、1人で帰っていると視界の右端に小さい、それこそ意識してみないと、見えないくらいのボタンがあった。

そのボタンが気になって、集中して見てみると……


「!?」


……………………………………………………………

n:暁冬馬 o:15 g:男

lv:1 exp:0 DOB:2030年12月19日


hp:5/5

mp:3/3

stp:20/20

atk:4

dfs:15

spd:10

lk:50

sp:0


【Nスキル】


【Rスキル】

身体操作lv:1 痛覚無効【常時】

【Uスキル】

超再生lv:1


【★称号★】


……………………………………………………………


と出てきた。

何だコレ!?

いや落ち着け、そうだ、俺はスキルを貰って、魔物を殺せと言われたんだ。

ならこの画面にも納得がいく。

ゲームみたいなやつだろうきっと。

取り敢えずこの画面について確認しよう。


俺は、手探り?でこの画面の操作を探してみた。


数十分後


俺は、スキルを意識しながら、意図的に瞬きをすると、スキルの説明を見れることに気付いた。

その結果見えたスキルの説明はこんなんだった。


【痛覚無効】

痛みを消すことが可能。

ただし怪我をしても本人が分からずそのまま死んでしまうことがあるので注意が必要。


【身体操作lv:1】

自分の周り30cmの人を操り人形にすることができる。

しかし1秒ごとにmpを1ずつ消費する。


【超再生lv:1】

自分のhpを10秒に1回復する。

mpは消費しないが、回復中は止まっていないといけない。


……まあ、微妙だな。

いや、前までの世界だったら強いんだろうけど……

今の世界は身体強化がある世界だからなぁ。

まぁ良いか。

無いよりはマシだし。

………この画面どうやって閉じるの?


やべえ閉じる方法が分かんねえ!


取り敢えず探すぞ。


数時間後


やっと見つかった。

危なかった……

まぁ、帰るか。


そして帰り道。

僕はあの画面のせいでかなりの時間を無駄にした為

森を使って帰っていた。

そしたら森の中に岩の洞窟のような物があった。

前から遊んでた場所だったのでこんな物は昔無かったのは、分かる。

要するにこれは、魔物関係のものだろう。


「うわ、めっちゃ入ってみたい。

どうしよ。

………入るだけなら良いよね。」


僕は好奇心から入ってしまった。

それから、1分ほど歩いた辺りだろうか?

眼の前に犬のような2足歩行の生物がいた。


明らかに魔物だ。


するとその魔物は、こちらに飛び掛かってきた

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