Episode6

リュウキュウの朝…

今日もこの国で朝がやってきた。華奈とメイが起き始める

華奈「おはぉ~…」

半分寝ぼけたまま起きる。テンション低めだ

メイ「やっほ~…」

おはようではなくやっほ~である。それは朝の挨拶ではない

そろそろ結婚して1ヶ月ぐらいは経つ。相変わらず朝に弱い2人だった

華奈「さ~て…郵便受けに行こうっと…」

寝ぼけたまま玄関先にある郵便受けへと移動する

ドアを開けて、郵便受けへ。今日は何が届いてあるか…普通に新聞と広告だけだった

華奈「特別なものはないわね…」

すると隣の家のドアが開いた。来たのは真衣だった。真衣も一緒で郵便受けを調べた

真衣が郵便受けを見たらこっちに反応する

真衣「あ。華奈おはよー」

華奈「ええ。おはよう」

そう言うと真衣は郵便受けの新聞を取り、こちらへ話しかける

真衣「もしかして朝起きる時間一緒なのかな?」

華奈「そうねえ。一緒かもしれないわね?」

真衣「お隣さんと起きる時間も一緒なんてほんと仲良しでいいね」

華奈「本当ね。そう思うわ」

2人は笑い合う。ここまで一緒だとなんだか嫌にもならずむしろ良い感じである

真衣「昨日、ベリシャと濃厚な夜を過ごしたよ」

華奈「の、濃厚?」

そう言うと真衣は言う

真衣「ベリシャの体をたっぷり堪能して…私も体でベリシャにたっぷり愛されたの…とても良い夜だった」

華奈はもしかして性行為したんじゃ…と思いちょっとドキッとした

華奈「そ、そうなの。良かったわね」

こんな話をされると寝ぼけが一気に覚めるような気がする。あくまでも仲がいいからこんなことも言えるのだろう

真衣「うふふ!そういうこと。じゃ、朝ごはんの支度するからまたね~」

そう言うと彼女は玄関まで戻った

華奈「…そう言えばメイとはあまり体を重ねる行為はあまりしてないかも」

結婚して数年経つ真衣とベリシャはいつまで経っても仲良くいられるんだなあとは思った


今日は休日。華奈もメイも休みだ。メイはテレビを見て、華奈はパソコンで何かをしていた

華奈は思ったが、こういう休日は隣の真衣とベリシャは何をしてるのだろう?

そのコトを聞きに行くのも変な理由だったので一応この考えはやめていた

…そうだ。庭の手入れがあった。パソコンを止め、庭へと行く

庭を見る。トマトときゅうりがもう最高に大きくなってきてトマトに至っては赤くなりそうなほど大きくなっていた

ナスも最初は小さかったがもう大きくなってる。これも収穫は時間の問題だろう。ネギ…はまだまだだろう

おっと。雑草抜きをしないと。中腰になり雑草を抜く。小さい雑草でも抜かないとだめだ

後は水やり…と思ったらいつの間にかメイが水を与えていた

華奈「あら?メイ。ありがとう」

メイ「ふふふ。華奈ばかりに頼ったらだめだからね」

華奈「嬉しいわ。そろそろ野菜が収穫できそうね」

メイ「そうね。どんな味がするんだろう。それだけでもよだれが出るわ」

華奈「嬉しい表現だけどよだれは出さないで」

メイ「冗談よ~」

庭の手入れ終わり。後は成長に任せるべきだろう。2人は家に入る


昼ごはんの時に華奈は驚いた

華奈「あー!何もない!」

華奈が大きい声で言うとメイが来た

メイ「どうしたの!」

華奈「冷蔵庫の中身が空に近いわ!スーパー行きましょう!」

メイ「OK!華奈!」

意気込むと早速車に行きエンジンをかける。もちろん運転はメイ。近場のスーパーへと行くことになった

近場とは言えど車で10分かかる場所だ。メイは運転しながら華奈に話しかける

メイ「ふと思ったけどさ…お隣さんからいつももらってばかりじゃない?」

そう言うと華奈は言う

華奈「あー。確かに…たまには私たちから何かをあげましょうか」

メイ「そうよね。何がいいかしら」

華奈「まあとりあえず着いてから決めましょう」

言いながらスーパーへと車で疾走する

スーパーに着いた。ここは近くの国ジパングにもあるスーパーである。全国規模で店を展開するスーパーだ

車を降り、店内に入りレジカゴを持つ。今日はどんなものを買おうか?

まずは野菜からだろうか。ある程度の野菜をカゴに入れる。メイは言う

メイ「ねえねえ、漬物とかぬか漬けするからきゅうりとかそこらへん買おうよ」

華奈「あら。そうね」

きゅうりと言ったぬか漬け漬物に似合う野菜を買う

続いて魚コーナーだが既に切ってある魚を買った。魚をさばくというのはさすがに2人はできない

なんだか多くなってしまったためメイはカートを用意してカゴを置いた

そして肉のコーナー…

華奈「えーと。豚肉たくさん…」

メイ「華奈??」

言われるとはっとする。いかんまた無意識に豚肉ばかりを買おうとしてた!慌ててさっきカゴに入れた豚肉を戻す

華奈「ご、ごめん」

メイ「あ~よかった。また冷蔵庫が豚肉だらけになるとこだったわ」

無意識な自分に深く反省し、他にも鶏肉と牛肉を買った華奈

肉はバランスよく、ね。鶏肉と牛肉をカゴに入れたらメイもニコニコした

そして忘れてはいけないあの2人へのプレゼント。一体何がいいだろうか?

華奈「真衣とベリシャって両方で喜ばれそうなのって何かしら?」

メイ「アダルトグッズとか?」

華奈「バカ!」

こんなスーパーの真ん中で唐突にエログッズなんぞ言い出すメイにこつんと頭を叩いた

メイ「ごめん冗談よ」

華奈「全く…!でもわかってることはベリシャは甘い物は苦手ってことよね…」

メイ「そうねえ…妥当…で考えると…」

近くにあった挽きたてコーヒー豆を手に持つ

メイ「これ?」

華奈「そうねえ。それにしましょうか」

メイ「ある意味ギャンブルな選び方だけどね」

自分に家用のコーヒー豆と真衣とベリシャのためのコーヒー豆を買った

ある程度だいたいのものをカゴに入れてレジに並んだ


買い物が終わり、車の中。今日はこれでいいだろう。また今度寄ることになる

メイ「実際あの2人に送るのはお酒でもよかった気がするわね」

華奈「うーん。でもお酒は人それぞれに好みがあるからちょっとそれはまずいんじゃないかな」

メイ「そうよね。華奈は発泡酒だけど私は焼酎…その時点で違うからね」

華奈「真衣とベリシャの飲んでる酒があまりイメージできないわ。ただベリシャは悪魔だからワインのイメージあるけど」

メイ「どうかしらねえ。思ったより日本酒だったりしてね」

華奈「わからないわね。まあそれも聞いてみるか」

自宅へ到着する。買ってきた荷物を置き、早速隣の家に行く

華奈とメイ、2人で挨拶する。隣の家のドアをノックする。コンコン…

ドアの向こう側から物音がして、ドアが開く。出迎えてくれたのはベリシャだった。普段着だった

ベリシャ「あら?華奈にメイ。どうしたの?」

そう言うと華奈は持っていた挽きたてコーヒー豆を前に出した

華奈「いつもさ、もらってばかりだから私たちもお礼に。って気持ちでこれ、受け取ってほしいわ」

華奈は言うとベリシャはそのコーヒー豆を持つ。すると笑顔になった

ベリシャ「まあコーヒー豆!私たち、結構コーヒー飲むのよね。これは嬉しいわ。ありがとう」

お、セーフ…妥当で選んだコーヒー豆は正解だったようだ。後ろにいるメイはほっとした表情を見せる

メイ「ねえねえ。ベリシャってお酒飲む?」

さっき車の中で話してた内容をベリシャに言う

ベリシャ「ええ。飲むわ。決まってワインを飲んでるの。たまに気分を変えてビール…かしらね?」

なるほど。基本ワインたまにビール…一応頭に入れておくことにする

しかしワインを飲むというのは悪魔らしいとは思った。イメージ的に、だが

そう思ってるとベリシャの後ろに真衣がいた

真衣「あ。華奈にメイ」

そう言うとベリシャは後ろに向き、言う

ベリシャ「真衣、この2人がコーヒー豆を買ってもらったのよ。嬉しいわ」

ベリシャが言うと真衣は喜ぶ

真衣「わ!やったー!これでコーヒーがぶ飲み可能だね!」

がぶ飲み…真衣もそうだったか…うちらもそうだが…

そんな真衣の登場でメイはベリシャにさっき質問したことを真衣に言う

メイ「真衣ってお酒飲む?」

真衣「うーん。私はそもそも苦いのだめだからお酒、飲まないんだよね。ノンアルコールカクテルは飲むけど…」

ほうほう。なら今度は彼女のためにノンアルコールカクテルでも買おうか

ベリシャ「もしかして…私たちのために今度買ってきてくれるの?」

そう言うと華奈は言う

華奈「ええ。飲むお酒の種類は別々だけど、買ってきてあげるわ」

ベリシャ「あら。そんなことしなくていいのに。でも、嬉しいわ。ワインは安いのでいいからね」

ベリシャは言うと真衣は言う

真衣「え?ベリシャって安いワインじゃ酔えないと言ったような気がするよ?」

真衣が言うと見せたことない慌て方をする

ベリシャ「ちょ、ちょっと真衣。それは今言わなくていいの」

そうなのかー。なら、そうするか…

ベリシャ「ま、まあとにかくワインならなんでもいいわよ」

華奈「ええ。そうするわ」

メイ「ベリシャのことだから酒豪のイメージあるね」

メイが言うと補足で真衣は言う

真衣「ベリシャは強いよ~。普通にワイン一本あけるんだから!」

お~。ワインで、か。確かに普通に酒豪だ

メイ「ラッパ飲みしそう…」

メイはさらなる変なイメージをベリシャに言う

ベリシャ「いえいえちゃんとグラスの注いで、よ」

メイ「そうなのねぇ」

華奈「じゃあ、そろそろ戻るね」

そう言うと2人は戻ろうとする

ベリシャ「ええ。今日はありがとう」

真衣「またいつでも来ていいからね!」

2人にバイバイして華奈とメイは家に戻る


夜。今日はメイの番。華奈はソファーに座り発泡酒を飲みながらテレビを見る

こうやってお隣さんもテレビ見てるのかなあとは思いつつ発泡酒を飲んでいた

華奈はただの発泡酒を飲んでいるが、メイに至っては何リットルもある焼酎を薄めずロックで飲んでいる

えーとなんて言っただろうか。人の名前の焼酎だったような…そんな感じの焼酎である

仙人って酒に強い種族だろうか。まだ優雅にワインを飲んでるベリシャのほうが結構マシな気がする

だが、人が飲んでる酒を否定するつもりはない。それだけは言える。華奈は発泡酒を飲む

今日は大した番組はやってない。芸人が相変わらず馬鹿やってるテレビを見ていた

メイ「おーいできたよー」

そう言うと華奈は椅子に座る。今日はこれはチンジャオロースというやつか。ピーマンと肉が相まって美味しい

華奈「意外とこのピーマンと肉が相性が合うのよね」

メイ「そうそう!苦味が良い味出してるのよ」

華奈「美味しそうね…いただきます」

2人は仲良く食べる


食べ終わった後…2人は自然と身を寄せ合っていた。華奈とメイはキスをして愛し合っていた

華奈「ん…メイ…」

メイ「華奈…んちゅ…」

濃厚なキスだった。舌を絡ませあうキス。それだけでも興奮を抑えられない

キスを終えると見つめ合った。するとメイは華奈の胸を揉みはじめる

メイ「華奈のおっぱい…大きくて好きよ…」

華奈「あん…ベリシャほどじゃないよお…」

メイ「そんなことないわ…華奈だって大きいんだから…」

服の上で揉んでいた。愛したい種族と愛されたい種族が混じり合い、体を求めていた

メイ「ねえ…服脱いで…?」

華奈「うん…言う通りにするわ…」

華奈は言われるがままに服を脱ぐ。ブラジャーも脱いだ。すると胸が出てきた。メイだけの…胸

メイ「キレイな形…ベリシャのようなたゆんとしてるわけじゃなくて、美乳よ貴女…」

華奈「そんなまじまじと見ないで…あっん!」

華奈が言葉を言ってる間にメイは華奈の乳首を吸い始めた

華奈「やん!あん!…ふああ…」

メイ「んちゅ…れろ…ちゅうう…」

華奈「や、やだあ…吸われただけで…気持ちよくなっちゃうよお…」

メイ「ん…気持ちよくなって…いいわよ…」

乳首を吸ってるときにメイは華奈の下のズボンに手を入れて濡れてる確認した

華奈「あっん!そこ…だめ…」

メイ「ほどよい毛の量…華奈…ほら見て…糸、ひいてるでしょ?」

そう言うとメイは手でとろーっと糸をひかせた。華奈は恥ずかしがる

華奈「うん…とっても興奮しての…わかるわ…」

メイ「ズボンも脱がすね…」

メイが言うと華奈はズボンを一緒に脱いだ。恥部があらわになる。華奈はもう裸になった

華奈「や、やだあ…ジロジロ見ないで…」

メイ「股を広げて…華奈…」

言われるがまま。華奈は股を開き、局部が丸見えになった

華奈「いや…なんか出てる…」

メイは華奈の局部に顔を近づけて、舐めようとした

メイ「いい香り…んちゅ…」

華奈「あっ!んああああ!」

華奈の局部を舐める。愛しい人の愛の味を感じる。メイは無我夢中で局部を舐めていた

華奈「あああん!だめよおお!!」

メイ「止めないわ…んちゅ…れろれろ…」

そう言うと華奈の感じ方が止められなかった

華奈「ああ!!気持ちいい!!やあああ!!」

メイ「いい声ね…れろれろ…」

華奈はそろそろイきそうになる

華奈「だめええ!!イきそうよおお!!」

メイ「イってね…愛してるわ…」

そう言うと華奈はイく

華奈「あ…いやあああああ!!」

華奈はビクンビクンと体を震わせてイく。軽く液体が出たが、メイは何事もないかのように飲み切る

華奈「はぁ…はぁ…」

メイ「私だけに見せる貴女のイきかた…最高よ…」

華奈「はぁ…んもう…メイったら…」

ようやく終わったかもしれない。メイはもう一度確かめるように華奈の唇と自分の唇を密着させた

華奈「ん…メイ…愛してる…れろ…」

メイ「私も愛してる…んちゅ…」


ベッドの上。2人は仲良く寝ようとしていた

華奈「メイの舌使いって上手いよね。どこで学んだの?」

メイ「え?レズ動画を見て学んだわ?」

なんだそりゃ。彼女はエロ動画見てたのか…。華奈は不審な目でメイを見ていた

メイ「いやいや!付き合う前!華奈と付き合ってからはもう見てないから!」

華奈「ふふふ、大丈夫よ。たかだかそれだけでメイとどうするわけじゃないから」

メイはほっとした。危ない…変に言うと不倫してんのかと思われそうだ

メイ「…お隣さんもこうやってセックスしてるのかしらね」

華奈「そうねえ、きっとしてるわね。だってあれだけ愛し合ってる2人だから」

そう言うと華奈はふと考えた

華奈(真衣とベリシャのセックスはどんな感じなのかしらねえ…)

考えたが、別に見なくてもいいか…そう思った華奈だった

華奈「さ、明日もあるしもう寝ましょう?」

メイ「うん。寝よう!」

そう言うと明かりを消し、2人は寝た


リュウキュウの夜

なんだか曇ってきた。だが雨が降る心配は無さそうだ


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