第11話 日常とキャンプ
友人との外泊はとてもウキウキする。そのうえキャンプといったな尚更ウキウキする。今回はEに誘われていくことになったが、ほとんど話したことがない人(H)がいるからやけに緊張する。女の子とは基本的には話していないためその子がHと知ったときには断るか本気で悩んだ。しかし、いろんな人と仲良くなるのは悪いことでない。話すことが大好きだからHとも話して意見交換してみたいと感じていくことにした。
ギターを持ってきて弾き語りをするEとH。それを聞きながら流れるゆっくりとした時間。ゆっくりとしているように感じるのに気づけば日は沈んでいた。もう一人来ていた友人(A)はお酒が好きで陽気な奴で好きだ。四人で焚火をしながら真実か挑戦かゲームをした。普段聞けないこともこれで聞きながら仲を深められる。友人たちの恋愛観、人生観、家族の話だとかいろんな話ができた。
濃密な時間。揺れる空気。響くカエルの鳴き声。こんな贅沢な日があっていいのかと思う。
今日はいつもと違う、毛布に包まれていく……木材の焼けた残り香とカエルの合唱が響き渡りながら……。
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