第12話 日常と実家

 実習が終わったり、長期休みに入ると私は実家へ帰省する。実家へ帰ると祖父母や母がいつももてなしてくれる。おいしいごはんを楽しみに帰っているといっても過言ではない。特に唐揚げが好きでついつい食べ過ぎてしまう。まったく太りすぎたら困ってしまう。はい、おかわり。

 アパートでは布団を敷いて寝ているが実家ではベッドだからこいつは寝すぎてしまう。まったく実家ってやつは最高だ。夜に聞こえてくる虫の鳴き声に癒される。このくらいの時期では蛍も飛んでいたり、庭の枇杷を取って食べたり非常に充実した日々だ。実家に住んでいるときには気づかないよさってもんがある。幸せなんてそんなもんだ。いつもその中にいるときは気づかないがなんともないなにもないのなかに大切なものが詰まっているのではないかと思う。

 今日もいつも通り、布団に包まれていく……虫の鳴き声と涼しい風に包まれながら……。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る