第10話 日常と小説

 私は小説を日常的に読む。カフェで読んだり、移動中の電車で読んだり、寝る前に読んだりと私の生活からは切り離せないものである。

 読書は小学生の時からの趣味で、外で遊んだりゲームすることも大好きだったが、読書をしている時間が一番落ち着く。読んでいる内容の世界に入り込み傍観者として感じる感覚がたまらなく好きだ。現実ではないため想像力を働かせて考える。もともと、概念だとか物事を考えることが好きなので自分なりに解釈しながら主人公の追体験をしていくことがたまらなく好きだ。感じたことのないような思考に触れることで自分の考えが広がる。なんだか世界を知ったような気になる。現実では通用しないこともあるが人の考えを受容することが当たり前にできるようになったのも読書のおかげだと感じている。

 最近読んだ本の言葉が大好きだ。

「ひとは、変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど、実際は、未来は常に過去も変えているんです。変えられるとも言えるし、変わってしまっているともいえる。」

今の行動が未来を変える、後悔しないために今を頑張るとか、こんな言葉は今まで何度も聞いた。しかし、後悔した過去の経験にも今の行動が影響して変化し続けている。そんな考え方の言葉が出てきた。私の今の行動で過去も未来も変えていきたい。つらいことも苦しいことも全部。


今日もいつも通り、布団に包まれていく……紙の香りとページをめくる音を覚えているうちに……。

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