第4話 日常と飲酒
私は週に一回程度の頻度で飲酒する。アルコール耐性はあまりないが度数の低い缶チューハイくらいなら飲める。大抵グレープフルーツ味のものを飲む。
ごくまれに友人が家に来て飲むいわゆる「宅飲み」というやつを催すことがある。私は酔う前から顔が赤くなるタイプからか友人は無理しないようにと言ってくれるので少し助かっている。お菓子をつまんだり、恋愛観を話してみたりと着々私たちは酔っていく。気を付けなければいけないのは騒音だ。酔っていたからと言って騒いでいいわけでは当然ない。私はある程度酔っても理性は保てるので友人たちの声が大きくなるたびに「小さめで」と言う。
夜も更けたころにそれぞれ眠気に襲われる。友人たちの小声の話声、寝息そんなお酒臭い空間に包まれた日常とは異なるような空間。私はそれでもいつもの通り、布団に包まれていく……甘いような苦いような空気の中で……。
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