『コータリンは要介護5』

『コータリンは要介護5』 朝日新聞出版 著者・神足裕司


県立図書館でこの本を発見したときは、驚きました。

著者の神足さんことコータリンさんは、くも膜下出血で要介護5になったというのに本を出版されているのですから。


コータリンさんは、元々コラムニスト。書くことを生業としていましたが、最初の頃は記憶が曖昧で『書く』ことが大変だったようです。


左半身麻痺・高次脳機能障害。夫と同じ。でも、夫は要介護4です。コータリンさんの方が大変です。それでも、書き続けたコータリンさん。

本を読む限りでは、高次脳機能障害があるようには思えませんでした。


同じ障害を抱えた夫も、リハビリ次第ではまだまだ回復するんだという希望が持てます。


他にも、自動排泄処理装置『キャラコ』という介護商品を知ることができたり、機能訓練指導員さんの力の大きさを知ることができたり、本当に参考になりました。

『介護』という壁にぶつかったときには、読んでほしい一冊です。


さてさて、ここ最近気持ちが落ち込むことが多かった私。

そんなときに読んだ本の紹介を致しますと……


『いま、釈迦のことば』 瀬戸内寂聴


寂聴さんの本が好きです。(小説ではなく説法の方)

読みやすいんですよね。


お釈迦様の言葉を、わかりやすく解説しています。




『ブッダ いのちの言葉』 宮下 真


この本の中で、私が好きになった言葉を紹介しますと

「愚かに百年生きるより 至福の一日を生きるほうがいい」

「大事なことを伝えたいなら 自らの経験を通して語れ」

です。


落ち込んで仏教系の本を読む人間も珍しいと思いますが、力を貰えるので私には合っています。ただ、読んで『ほぉー』っと思っても、実践はできておりませんが……


今回は、超マニアックな本のご紹介でした。


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