『五分後に意外な結末』 赤い悪夢

 Gakkenから出版されている五分シリーズです。


 どうして、KADOKAWAの本を買わないかって? 

 本屋の棚に一冊もなかったんです。

 買いに行った私もびっくりしました。まさか、一冊もないなんて……。


 あるのは、GakkenとPHPから出版されている五分シリーズだけ。


 KADOKAWAの五分シリーズ『驚愕のミライ』と『思いもよらない奇妙な体験』は、既に持っています。


 怖い話が好きな人なら、烏目浩輔さんの『思いもよらない奇妙な体験』はおすすめですよ。カクヨムでも読めるのですが、イラストのついた紙本。やっぱり、紙のページをめくるって感慨深いです。


 そうそう、なぜ今日五分シリーズを買いに本屋さんに行ったのか?


 『五分で読書』のコンテスト作品を書いているので、参考の為に買おうと思ったのです。『五分で読書 きのう、失恋した』これがあったら、良かったんだけれど――


 残念なことにKADOKAWAの本が一冊もなかったので、「第3回 子どもの本 総選挙 第6位」という帯のついた本を購入しました。


 それが『五分後に意外な結末 赤い悪夢』だったのです。


 まだ四話しか読んでないけれど、面白い。

 二話目の「猿の手」というお話なんか、大好き。誰が書いたの? と思ったら、イギリスの有名な怪奇小説・ジェイコブズさんの作品なのだそうです。

 初めて読みましたが、めちゃいい。『三つの願い』というお話の、ホラーバージョンみたいで。


 ページをめくると、原案が欧米の小咄というのが多いのですが、四話まで読んで外れていないので、これは良い本に巡り会えた気がしています。


 物語の中に、ほのかに人生哲学の匂いも感じます。


 子どもが読んで面白い本は、大人が読んでも面白いので、よろしければご一読を。


 

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