第20話 刺客と、完全回復と、魔法学園

 店に突然、女の子が入ってきた。

 服に所々切り刻まれて、血が滲んでる。

 事案か?


 続いて刃物をもった覆面をした男が入って来る。

 とうぜん水球を放って大人しく溺死してもらった。


「ありがとう、ございます」


「これを舐めて下さいませ。回復のポーションですわ」


 完全回復のポーションを舐めさせる。

 完全回復は俺専用だったが、誰が舐めても効果が出る様に改造した。


#include <stdio.h>

#include <stdlib.h>

#include <string.h>


void perfect_heal(chr *name)

{

 FILE *fp; /*体の定義*/

 char name_buf[5+200+5+1+200+5]; /*名前やコマンドを構成するバッファ*/


 strcpy(name, name_buf); /*神秘魔法名をコピー*/

 strcat(name_buf, ".bbak"); /*拡張子を付ける*/


 fp=fopen(name_buf,"r"); /*体のバックアップを読み込みモードで開く*/


 if(fp==NULL){ /*体のバックアップなし*/

  fclose(fp); /*閉じる*/

  return; /*体のバックアップなかったので回復しない*/

 }

 fclose(fp); /*閉じる*/


 strcpy("copy ", name_buf); /*『copy 』を入れる*/

 strcat(name, name_buf); /*神秘魔法名をコピー*/

 strcat(".bback ", name_buf); /*拡張子を付ける*/

 strcat(name, name_buf); /*神秘魔法名をコピー*/

 strcat(".body", name_buf); /*拡張子を付ける*/

 system(name_buf); /*体の完全回復*/

}

void main(void)

{

 FILE *fp; /*ファイルポインタ ファイルを読み込む時の情報が入る*/

 char str[200]; /*読み込むバッファ 要するに読み込んだデータを置いておく所*/


 system("dir > temp"); /*この場にいる全員の情報をtempに送る*/

 fp=fopen("temp","r"); /*tempファイルを開く*/

 while(fgets(str,200,fp)!= NULL){ /*ループと読み込み 終わりかどうか判別する*/

  perfect_heal(str); /*体の完全回復*/

 } /*ループの終わり*/

 fclose(fp); /*ファイルを閉じる*/

 system("del temp"); /*仮データを消す*/

}



 これはこの場にいる全員が回復するから、正確にはエリアヒールだ。

 この方が魔法が簡単だったから、このポーションを作った。

 とうぜん非売品だ。


 女の子の傷が治る。

 良かった自然治癒だと傷跡が残る。



「テトラ、服を用意してあげて下さいな」

「はい」


「私がどんな事情で襲われたか、お聞きにならないのですね」

「ええ、人はそれぞれ色んな事情を抱えているものですわ」

「私はフォリアです。お名前を教えて下さい」

「エンゼルですわ」


「エンゼルお姉様とお呼びしても良いですか?」

「それを呼んでいいのは、わたくしと特別な関係を持った方ですわ」

「それってあれですね。別に構いません。貴族の教育でそういうのがあります。女性は貞操の問題がありますので、相手は女性になりますが」

「そうですか。覚悟はよろしくて。凄いですわよ」


 2階にご案内。

 快感神経刺激付きの球体と全身ゼリーを味わってもらった。


「お姉様、もうお姉様なしでは生きていけません」

「ピンクのてるてる坊主を吊るして下さいませ。その頭に願い事を入れてですわ」


 ピンクのてるてる坊主が吊るされる。

 中を見ると、一緒に魔法学園に行ってと書かれている。


 その願い叶えてあげよう。

 その前に刺客を送ってきた奴を殺さないとな。

 フォリアに聞いたら継母だそうだ。

 姿隠しで邸宅に侵入。

 腸内細菌を毒に変える魔法で、サクッと死んでもらった。

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