第7話 効率と、火魔法と、またまたご褒美

 魔法のというかポーションの威力について考えた。

 魔力と魔法は体積で考えるらしい。

 2倍の大きさにするには2の3乗魔力が必要だから8倍という事だ。

 それにしてもプログラム魔法は凄い。


 シャワーは0.000005魔力だからな。

 継続して消費しているが、物凄く少ない。

 ちなみにこの魔力で炎を出したら、10センチの炎が出た。

 エンゼルは3万も魔力があるんだよな。


 平民が100魔力が平均で、種火の魔法が10回使えると記憶にある。


 計算してみた。

 平民の種火魔法は大きさ3センチが、3秒継続で、消費は10魔力。

 俺のは大きさ10センチが、1000分の1秒で、消費は0.000005魔力。


 計算では、プログラム魔法は、約7千倍ぐらいの効率の良さだ。


 だから、舐めた量でも魔力の容量が足りる。


 火の攻撃魔法はこんな感じになる。

 魔王タイトの作だ。


extern MAGIC *fire_make(float mana);

extern void magic_straight(MAGIC *mp,char *orbit,int orbit_size);

extern void magic_move(MAGIC *mp,char *orbit,int orbit_size);

extern int mclose(MAGIC *mp);


void main(void)

{

 char orbit[2000]; /*軌道データ20メートル分*/

 MAGIC *mp; /*魔法定義*/

 mp=fire_make(0.006); /*火球を作る*/

 magic_straight(mp,orbit,sizeof(orbit)); /*真っ直ぐの軌道データを入れる*/

 magic_move(mp,orbit,sizeof(orbit)); /*火球を動かす*/

 mclose(mp); /*魔法終わり処理*/

}


 誘導魔法も手引書から、引っ張り出してみた。


extern MAGIC *fire_make(float mana);

extern void magic_direct(MAGIC *mp,char *orbit,int orbit_size,char *target_data);

extern void magic_move(MAGIC *mp,char *orbit,int orbit_size);

extern int mclose(MAGIC *mp);


void main(int argc,char *argv[])

{

 char orbit[10]; /*軌道データ10センチ分*/

 int i; /*カウンター*/

 MAGIC *mp; /*魔法の定義*/

 mp=fire_make(0.006); /*火球を作る*/

 for(i=0;i<1000;i++){ /*千回繰り返し*/

  magic_direct(mp,orbit,sizeof(orbit),argv[1]); /*目標に向かう軌道データ生成*/

  magic_move(mp,orbit,sizeof(orbit)); /*軌道データ通りに動かす*/

 }

 mclose(mp); /*魔法終わり処理*/

}


 100メートル追尾する魔法らしい。

 火球の大きさはどちらも1メートルだ。


 ここのモンスターがどれだけ強いのか分からないので、10メートルバージョンも作る。

 ご褒美はどうしようか。

 シャワーかな。


 き、きました、きたー、480.0721ノット、深度1919メートルであります。

 これで終わらないぜ。

 乾かすのを兼ねた。

 エアーハンマー連打、ジャストミート。

 き、きました、きたー、エロニチュード0.721、振度19であります。


 ふぃー、満足した。

 やっぱりコーヒーがほしい。


 魔法は召喚魔法だが、制限なく召喚できるわけではないようだ。

 他人の魔力が染み込んでいるものは無理。

 家なんかだと、人が中にいるとバリヤーの役目を果たすらしい。

 それに魔力はなかなか抜けないみたいだ。

 違う人が手に取ったりすると、生命体でなければその人の魔力に染まる。


 他人が放置したコーヒーがあれば良いんだが、そんなのは大抵悪くなっている。

 手引書によると、植物は生命体だが、魔力が希薄なので召喚できたりするそうだ。


 できたりするというのは、畑だと農夫の魔力が作物に染み込むのだ。

 そうすると召喚は出来ない。


 パンの製造機は野生の小麦を召喚しているのだろうな。

 とにかく街に行かないと飲み物は手に入らない。

 明日に備えて、今日はもう寝よう。

 お休み。

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