第3話

修学旅行で岐阜・長野方面に行った。

イレーヌちゃんと電車もバスも、いつもずっといっしょに行動した。

「日本の山々の景色って、雄大で、きれいで、凄いね~」

バスから見える、日本の山々の大自然な風景に、イレーヌちゃんは、めっちゃ感動していた。

善光寺に着いて、イレーヌちゃんと手をつないで、緑の木々の道をいっしょに歩いた。

「あやめちゃんと、いつまでも仲良しで、いっしょにいられますように...」


宿泊先に到着したら、先生に、

「あやめちゃんは女子のほうで入浴して、女子の部屋で寝なさいねーっ」

って言われた。

イレーヌちゃんと、お風呂場に行ってみた。

イレーヌちゃんといっしょに服を脱いで、ササッと、お風呂につかった。

「きゃあああ、あやめちゃんといっしょにお風呂入ったら、めっちゃ気持ちいい~。あやめちゃんの体、女の子みたい~。可愛いね~」

夕食も、イレーヌちゃんといっしょに食べた。

「あやめちゃんといっしょに食べる信州蕎麦、めっちゃ美味しい~」


大広間で、合唱大会をした。修学旅行に来る前から、中学で放課後、みんなで合唱の練習をしていて、それをクラスごとに披露した。

ボクもイレーヌちゃんと並んで歌った。

「あやめちゃんの歌声、女の子みたいで、めっちゃ可愛くて、好き~」


それから、女子の部屋に戻って、イレーヌちゃんの横にふとんを並べて寝た。

「あやめちゃんのふとんに入っちゃおーっ」

って言って、イレーヌちゃんは、ボクのふとんの中に入ってきて、ボクに抱きついた。

「こちょこちょ、こちょこちょ...」

そう言いながら、イレーヌちゃんは、ボクの体をこちょこちょ、くすぐり始めた。


帰りのバスも電車も、ずっとイレーヌちゃんといっしょにいて、話しながら大阪の中学に帰った。

「あやめちゃんといっしょだったから、日本の中学の修学旅行も、めっちゃ楽しく過ごせて良かったよ~。ありがとう~」

「ボクも、イレーヌちゃんいてくれたから面白かったーっ」


修学旅行の次の日に、同級生の女子、高梨さんに、学校で、

「あやめちゃんのこと好き」

って告白された。

「これあげるから、使ってね」

って言って、可愛いキャラクターの、エチケットブラシをくれた。


イレーヌちゃんも、それを見てて、

「あやめちゃんのこと好きな女の子いて、良かったね~」

って言って、喜んでた。

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