第2話

中学2年で、沖縄に転校になった。

パリのイレーヌちゃんに、沖縄の画像を送ったら、

「沖縄いいなあ~。海も近くて、めっちゃきれいで~。沖縄、行きたい~」

って言ってた。

そして、夏休みに、イレーヌちゃんは、パリから沖縄にやって来た。

「あやめちゃん、久しぶり~。4年半ぶりくらいだね~」

イレーヌちゃんといっしょに西表島に行ってみた。海も、きれいだけど、夜の星空も、めっちゃきれいだ。

「あやめちゃんとパリで会って、今、沖縄の西表島で、いっしょに星空を眺めてるなんて、あやめちゃんはイレーヌにとって、きっと運命の人なんだね~」

イレーヌちゃんの水着姿、めっちゃ可愛かった。

ボクも、女子用の水着を着て、海で泳いでいた。

「あやめちゃんの体、女の子みたいに可愛い体だね~」

ボクは小学生や中1の頃も、女の子みたいだったけど、中2になったら、本当の女の子みたいに、柔らかくて、可愛い体になってきた。

イレーヌちゃんとチュッてした。ファーストキス。

イレーヌちゃんと2人で、海で泳いでたら、ぜったい、女の子2人で泳いでいるように見えてるはずだ。

夏休みの終わりに、イレーヌちゃんは、沖縄から、またパリに帰って行った。

「来年の春には、日本に来て、日本に住んじゃおかなあ~。あやめちゃんといっしょに」


中学3年になる時に、両親の仕事の都合で、今度は、大阪の中学に転校になった。

そしたら、イレーヌちゃんは、本当に、パリから大阪に来て、ボクの家から、ボクと同じ中学に通うことになった。

「やったあ~。憧れだった、日本の女子中学生に本当になれるよ~」

って、イレーヌちゃん、めっちゃ喜んでいた。

大阪の中学に行ったら、ボクは女子みたいなので、体育の着替えも女子といっしょにやって、洗面所も女子のほうを使うように、先生から言われた。

だから、体育の授業も、いつもイレーヌちゃんといっしょに着替えて、そのまま女子のほうの授業に出ていた。

「あやめちゃん良かったね~。女子みたいだから、女子のほうに行けて。イレーヌ、いつも、あやめちゃんといっしょに、いてあげるからね~」

転校して、イレーヌちゃんと同じクラスになれたから、いつもイレーヌちゃんといっしょにいて、イレーヌちゃんといっしょに行動していた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る