三日目
胸の真ん中に凝り固まった何かはさらに重さを増して、身体の中心へと入り込んできた。胸を通り過ぎた冷たいかたまりは、下腹のあたりにしっかりと存在感を増している。
頭の中は妙に空っぽで、胸の中も、昨日までのうずきが嘘のように消えている。けど、わたしのおへその下のあたりが、ひっそりと冷たくなっていた。
食事を取っても温かさだけが喉を伝わり、胸の中ではじけて、冷たいかたまりは、しんとしたままだった。
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