二日目

 眠れずにベッドの端に座って、わたしはため息をついた。ため息も、何かがつっかえて、かすれたように聞こえる。

 喉の奥のかたまりは深く深く、胸にまで沈み込んできた。

 遮光のブルーのカーテンが日差しを遮り、春先の部屋の空気は冷たくて、すいこんだ冷たさがそのまま身体に入りこんでくる。外を走りまわる子供の声も、固まって胸に沈む。

 胸の奥のかたまりは冷たさを増し、わたしは思わず身震いをした。

 青暗い部屋が、わたしのかすれたため息に染められて、さらに暗さを増していった。

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