第154話 清蘭祭1日目 悠馬のお着替え

その後、仕事に戻った俺は担当の時間をしっかりと働いてお昼位に本日分のお仕事はお終いになった。


健司達は他も回ってみます!っと意気揚々と他に遊びに行った。


「悠馬君、お疲れ様ー。」


「おうっ。お昼だから混んでるけど本当に変わっても良いのか?」


「担当時間は終わりなんだし気にしない気にしない!学祭デートしてきなよー。」


「分かった。ありがとね!後はよろしく!」


そう言って俺は教室から出て、スマホを操作しながら愛央と志保と清華で組んでるグループに連絡をいれながら着替える為に移動を開始した。


…………………………………………………………

SIDE 愛央


「愛央ちゃん!志保ちゃん!今日のお仕事は終わりだよー!」


「あっ!うんー!・・・って抜けても大丈夫なの?混んで来てるけどさ。」


「ですね、お昼時ですし・・・。」


「大丈夫大丈夫!折角の学祭なのにクラスだけに固定する訳にも行かないしね。」


「そうそうー!それに悠馬くんとも学祭デートしたいでしょ?」


私達を見ながらクラスメイトはそんな事を言ってくるけど・・・いやまぁ・・・確かにしたいけどさぁ~。


「それは、確かにしたいですけど・・・。」


志保さんもそんな答えを返したところで私達のスマホから通知が鳴った。


「えっと・・・むむむ・・・。丁度良いタイミング・・・。」


「で、ですね・・・。これでは仕方ないですし・・・。お言葉に甘えましょうっ。」


「お?もしかして今のタイミングで悠馬くんから来たのかな?」


「う、うんっ。その通り・・・。」


「じゃー・・・行かないとね!お疲れ様ー!」


えっ?えっ?!っとなってる私達の背中をクラスメイトは押してきて、更にエプロン何かも外されて回収されて、教室から追い出された。


「追い出されてしまいましたね・・・。」


志保さんが苦笑いと一緒にそんな事を言ってくる。


「う、うんっ。仕方ない・・・いこっか?」


「ですね・・・。清華さんの教室で待ち合わせって書いてましたし向かいましょうっ。」


教室から追い出された私達はそのまま清華さんの教室に向かうのだった。


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「えっと・・・言われて用意はしておいたけど本当に・・・?」


「お祭りだしね!似合わないかな?」


「似合い過ぎててっ///ってかっ!絶対に騒ぎになるっ!」


「お祭りだからな!そろそろ向かうからありがとね!」


俺は部屋から出て待ち合わせ場所である清華クラスに向かう、悠子ちゃんから着替えて身軽な格好にしてから。


「ひゃぁぁっ///」、「み、みえっ!みえそうっ///」、「サービス良すぎっ///」、「でも!かっこいいっ///」、「来てよかったぁぁっ///」


うん、大騒ぎだな。分かっては居たつもりだったけど、予想以上かも?


「うぅぅ・・・撮りたいっ!」、「分かるっ!でもでもっ!」、「勝手には駄目だよ!!見れただけでもラッキーなんだから!!」、「分かってるけどぉぉぉ?!」、ふむふむ、目的の1つでもあるし許可出さないとね。

話をしていた子達に近付いて、その子が手に持っていたスマホを。「あっ・・・。」っと俺に怒られるとでも思ったのか、少し顔を青くしてるのを後目にカメラを起動すると青から赤に顔色が変わったのを見届けて・・・。


「はいっ!チーズっ!」っと声をかけながら2ショットを撮影してスマホをその子に返した。


「ほいっ!大切にしてねー!次は隣の君ね!」


「ひゃ!?ひゃいっ!///」


スマホを受け取ってさっきと同じ様に肩を抱き寄せてパシャリ!


「ウンウン。いい感じだねー!可愛い!そんじゃねっ!」


それだけ言ってぽけーっとしてる二人を置いてその場を後にした。


「写真は好きに撮影していいですよー!ただし!晒さないでくださいね!」


ってだけ、声を出しながら俺は清華クラスに急ぐのだった。


……………………………………………………………

ぉぉ・・・清華クラスも混んでるなぁ〜・・・。

デフォルメ悠馬くんの効果かな?だとしたら嬉しいけど・・・。


「やめてぇぇぇえ!!撃たないでぇえぇぇえ!」、「いやぁぁぁぁぁ!!」、「何で?!何で!こんな事をぉぉぉ?!」、「貴様ァァそれでも人間かぁぁぁ?!!!」・・・ナニコレ?何の騒ぎ?


疑問に思いながらも俺は清華クラスに入ると、清華と愛央と志保の三人を見つけて直ぐに側まで近寄る。


「ごめん、遅くなった。二人共早かったね。」


「あ!悠馬くんおつか・・・れ?」


「私達もさっき来たと・・・ころ?」


「お疲れさまです、悠馬さ・・・ん?」


「おう!3人共お疲れ様!やっとデート出来るね〜!・・・って、どうした?ぼけっとして。」


「「「な、何て格好してるのー!?ですかー?!」」」


「何て恰好って・・・ただの甚平だけど?」


「中に何で何も着てないの?!」


「え?暑いじゃん!」


「見えたらどうするんですか?!」


「チラリズムのサービス?需要ある?」


「需要しかないでしょ!?興奮して襲われたどうするの?!」


「警備員とか居るし、来てくれた人達だってそんな無謀しないってっ!」


「分かんないでしょそんなの!!!」


「むぅ・・・似合ってないかな~?それにほら!これも写真集対策の一つだしさ!」


「「「ぐぬぬぬ・・・それを言われると・・・っ。」」」


「大丈夫だってっ!愛央達とこれからの時間は一緒に居るし愛央達は俺の裸は見慣れてるでしょ?」


「「「そ、そう言う事じゃないーーーっ///」」」


お祭りなんだから良いじゃないかー!楽しむ事と盛り上がる事が大事よ?


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えっとですね・・・?何か何も降りて来なくてですね?時間かかりました・・・。


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