【200万PV感謝！】目が覚めたら異世界転生して男女比1:20？！

第150話 清蘭祭 １日目 清華クラス

SIDE　清華

「やめてぇぇぇぇぇぇ？！？！」

「撃たないでぇぇぇぇぇ！！！」

「欲しいけど！欲しいけどぉぉぉぉ！！！！」

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ？！」

なにこれ・・・いやまぁこうなるとは思ってたけど・・・。

「酷いっ！ひどすぎる！悪魔の所業じゃん！！！」

物凄い言われようである。

でもなぁ～・・・これ悠馬くんの自作なんだよねぇ～・・・。

「これさ、注意書きつけよう？このままじゃ暴動も起きかねないでしょこれ・・・。」

「そ、そうだね・・・。YouMaの手作りだって注意書きしておくよ・・・。ってか清華、書いて貰っての方が良くない？」

うん、それはあるかも・・・。男の子の文字って分かれば本人が書いたって証拠無くても納得してくれそうだし。

「ちょっと行ってくるね・・・。少しの間お願い。」

「「「いってらっしゃ～い。」」」

私は現場を皆に任せて教室を後にして悠馬くんのクラスに向かった。

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何だろ？何か静かになってる・・・。

「「「うっきゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ///」」」

「「「ゆ・う・こ・ちゃぁぁぁぁぁぁんっ！！！」」」

ゆうこちゃん・・・？悠子ちゃん？！

「まさか？！」

私は早足になって悠馬くんのクラスに飛び込んだらそこにはクラシカルメイド姿の子が居て愛央と志保が床に手を付いてがっくりとしてる姿と、可愛い恰好をしたどう見ても若い葵さんにしか見えない悠馬くんが居た。

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「な、何してるの・・・？」

「お？清華だぁ～っ！どう？どう？似合う？！」

清華にも愛央と志保にやったように同じ仕草をやって見せる。

「うっ///似合い過ぎてて怖いくらいだよ///葵さんにしか見えないし！・・・って何でこんな事になってるの？！」

「何でって・・・清華も言ってたじゃん？今度は何をやらかしたの？ってさ。だからそれに応えてみた！」

えっへん！って感じで胸を張って清華に見せると・・・わなわなとしながら・・・。

「悠馬くんのおばかぁぁぁぁぁぁ！！！！本当にやらかす人が居ますか？！しかも寄りによって悠子ちゃんって何考えてるの？！やらかしとしては静かかもしれないけど！自分の影響力をもっと考えて行動しなさいよ！悠馬くんは全く！！！！」

そこまで怒らなくても良くない？！期待してたじゃん！振ってたじゃんか！

「待って待って！そこまで怒らなくても良いでしょー。てか清華は何をしに来たの？」

「あ・・・そうだった・・・。ちょっと書いて欲しいものがあって。」

「書いて欲しいもの？」

清華の言葉に愛央も志保も寄って来て、俺も清華の手元を覗き込んだ。

「あのねぇ～デフォルメ悠馬くんあるでしょ？あれは大人気なんだけどこのままだと苦情が来そうだから、悠馬くんの手作りだって事と提供してるって事を注意書きして出そうってなったのね。」

なるほど・・・こっちはこっちで大騒ぎだけど清華の方も方でアレって事かぁ～。

「勿論良いよん、薫ー、ポラロイド持ってきて！」

「はいはいー！証拠写真ね！まっかせてー！」

薫がカメラを持ってくる間に俺は清華に頼まれた事をさらさら～っと書いてしまう。

「ほいほいっ！お待たせー！」

「んじゃ頼むね！」

かつらを取って書いた注意書きを持って見える様にしながら薫に向き直る。

「はい・・・チーズっ！」

掛け声と共にシャッターが押されて俺の写真が撮られ、それを清華に渡す。

「ありがとー！それじゃ戻るけどこれ以上やらかさないでよ？」

「ぜ、善処します・・・。」

「「「はぁぁぁぁぁ・・・・。」」」

俺の恋人達が揃って大きなため息をついて自分達のクラスに戻っていくのだった。

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SIDE　清華

はぁ・・・全く、悠馬くんはもうっ！

「って・・・悠子ちゃんすごかったなぁ～・・・。」

まぁでもこれで何とか・・・？急いで戻らないと・・・。

私は急いで自分の教室に戻ると相も変わらずに大騒ぎになってる。

「ちょっと！！YouMa様のぬいぐるみとかふざけんな！何を勝手な事してんのよ！」

「げ・・・やばいの出てるし・・・。」

「ち、違います！これは本人から提供された自作の作品なんです！」

「はぁぁぁぁぁ？！そんな訳無いじゃん！嘘つくならもっと真面な嘘つきなさいよ！」

止めないと不味い！

「ちょっと待った！本当の事だよ！これが証拠！」

私は書いて貰ったものとさっきの写真のセットを騒いでたやつに見せつけた。

「どう！？これでも信じられないなら悠馬クラスに行って本人に確認取りなさい！」

「うっ・・・本当に・・・？」

「よく見なさい！つい今さっき書いて来て貰ったものよ！」

「うぅぅ・・・す、すいませんでした！！！お騒がせして申し訳ありませんでしたーーー！」

全く・・・まぁ、気持ちは分からなくも無いけどさー。

「そもそもにして・・・デフォルメ悠馬くんを撃たれるのを見続ける私達の方が辛いんですけど？」

「「「あっ？！それもそうだった！！自分があっち側なら耐えられない！！！」」」

でしょー？私達は精神力を削りながらやってるんだから問題起こさないでっての！

「でも・・・欲しいっっっ。」

「分かってます、皆さんの気持ちは！なので・・・問題を起こしたり騒ぎを起こしたりしないでください！心を鬼にしろとは言いませんが、もしも取れたら大事にしてください！！！良いですか？！あえてもう一度言います！あのぬいぐるみは・・・悠馬くんの手作りです！！！！この意味を考えて行動してください！！！」

「「「はいっ！！！！！」」」

はぁぁ・・・こうやって大声出すのは私のキャラじゃ無いのに・・・。

受け取った時は嬉しかったけど・・・これも悠馬くんのやらかしだよね・・・？

そんな事を考えながらお客さんの見える位置に注意書きと写真を貼るのだった。

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「来れたっ！やっと来れた！」

「いや・・・何で感動に震えてるの・・・。」

「だってっ！」

「はいはいっ。早く行きましょ、何かイベントやってるみたい。」

「何だろね？聞きに行ってみる？」

「そうしましょ。」

俺と姉さんは何かイベントをやってるっぽい受付けの方に歩いて行くと聞き覚えのある声が聞こえて来た。

「YouMaブロマイド？！」「スタンプラリーかぁ～・・・。」「悠馬先輩の提案らしいわ。」

あの３人も来たんだ！誘っておいてよかった！

「おーい！３人共ー！久しぶり！」

「「「お？稲穂くん！」」」

そこにはあの時、学校説明会で知り合った３人娘が居てくれた。

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