第115話 JC女子会
私の名前は、
今の私は毎日がどっきどきわっくわくなのだ、と言うのも今年の春に突如として現れたSoo TuverのYouMaの話題や配信、新曲等定期的にあげられる動画で毎日が楽しくて仕方ない。
しかもしかもっ!私の一つ上の先輩!更に共学校の清蘭高校に入学してるという情報も手に入れた!
私はずっと清蘭に入学したいと決めていた、学校説明会に希望を去年の内に出していたからYouMaさんがいるって分かった後に希望者が一気に増えて抽選になったらしいが私はその対象にはならなくてガッツポーズを決めたものだ。
「って、私は誰に説明してるんでしょう?」
そんな私は今、友人たちとの女子会の場所に向かっている。
そこで待つのは一番仲の良い親友とも呼べる二人の女の子、
千里は私よりも少し小さいけどおっぱいが大きくてコミュ力高め女子、涼は腰まである長くて艶やかな黒髪のクールビューティーって言葉がぴったりのモデルスタイルの美人さんである。
「だから・・・私は誰に説明してるんだろう?ほんとにっ。」
ふと空を見上げればじりじりと照り付けてくる太陽があふぉの子がいるwwwっとでも言いたげに照り付けてくるのを睨みつけながら歩いていくのだった。
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「柚美ー、こっちこっち。涼も既に来てるよー。」
冷房の効いた喫茶店の中に入ると先に来ていた千里が私を見つけて声をかけてきた。
「遅いわよ、柚美。」
「ごめん・・・。ってまだ時間前でしょ?!」
「あら?バレた?」
「当たり前だし。はぁ、私はクリームソーダーよろしくっ!」
「子供ねぇ~・・・。私はアイスティーで。」
「まーまー。私らまだ子供だし良いでしょ。私はアイスコーヒーでー。」
「ねぇ?わざとだよねその注文。」
「「さぁ~?」」
くぅぅ~・・・おのれぇぇぇこいつらっっっ。
「はいはい、取り合えず明後日の事を話しましょ。」
そこから涼を主導にして私達は待ちに待った明後日からの見学会のお話しに華を咲かせる。
「それじゃ朝は8時半の電車に乗れば9時前には学校に着けるの?」
「うん、そう。もしくは30分早めて8時のに乗って早めに会場入りして場所の確保をするかのどちらかね。」
「んんーーーーー、YouMaさんが居るのなら早く行きたいとは思うけどそこは分からないんだよね?」
「そうね、そもそもにして生徒会が主導でやるのが通例だから生徒会役員じゃないYouMaさんが参加する理由自体が無いわね。多分って言うか確実に説明会と二日目の体験授業に参加するかってのは問い合わせは行ってると思う。」
「と言っても、それに応える理由は学校側に無いし、生徒会役員では無いって配信でも言ってたから貴重な夏休みに学校にくる理由も無いって事かぁ~・・・。」
涼と千里の話を聞きながらむぅぅぅぅっと唇を尖らせて不満を表しちゃう。
「確かにYouMaさんが参加する理由は無いよねぇ~・・・。あ、3女神はどうだろ?」
「そうねぇ~、可能性があるとしたら二日目の体験授業での吹奏楽部の伊集院先輩なら会えるかもしれないわね。」
「あの人綺麗だよね〜。3女神は皆そうだけどさぁ〜。同じ女としてどうすればあぁ、なれるのやら・・・。」
っと私が・・・。
「確かにっ。まぁでも、私は星川愛央先輩推しかなー。」
っと、千里が・・・。
「会えるなら会ってみたいのは確かね。ちなみに私は天音志保先輩推しよ。」
っと涼が・・・。
私達は3人が3人共自分とは正反対のタイプの先輩を推していることが本日判明したのである。
「それじゃ明日は八時半の電車に乗って学校に向かうって事で良いわね?」
「おっけー!開始は10時からなんだし一時間の余裕があれば何あっても大丈夫でしょ。」
「柚美?寝坊しないでよね。来なかったら置いていくから。」
「涼ちゃん酷い!!流石に大丈夫だよ!ずっとずっと楽しみにしてたんだもんっ!」
「まぁーそうね。兎に角、明後日の朝に駅で待ち合わせって事で。」
「「はーいっ。」」
っと涼の言葉に私と千里ちゃんは元気に返事をして夕方まで姦しく女3人でおしゃべりを楽しんだ。
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「遂に明日・・・。」
念の為に今日は美容院に行って綺麗にしてもらってきてお風呂も済ませた夜、私は自分の部屋のカレンダーを親の仇を睨むかのような目で見ている、勿論、母は存命してます。
「YouMaさん、YouMa先輩。明日は会えますか?貴方に会いたい、一目でもお目にかかりたいです・・・。」
天音先輩のお家の喫茶店ステイルには3人でちょくちょく行っては居るけど会えた事が無いのもあって会えたら良いなって会いたいなって心の底から願いながら私は明日に備えて早めにおふとんに潜り込んだ。
YouMaさんの曲をスマホから流しながら・・・。
もっとも、興奮で中々寝付けずに夜中までゴロゴロすることになるのは別の話。
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