第89話 一週間ぶりの月曜日
「今回も騒ぎに間違いなくなるな!うん!志保の事だけじゃ無く俺自身が一週間ぶりだし・・・。」
はぁぁぁぁっと大きくため息をついて着替え終わった俺は部屋から出ながら濃い時間だったな~っとしみじみ・・・。
って言うか・・・太陽がまぶしい・・・。
部屋の中を見ると俺の恋人の志保が幸せそうな顔で寝てる。
「とっても可愛いんだけど、まさかあんな激しいとは・・・・。」
大好きホールドまでは、まぁ良いけど抜かずの10発は・・・・。
良くもまぁ俺死ななかったな~~・・・。
下に降りると有希華さんが帰って来ていた。
「あ、お帰りなさい、有希華さん。楽しみましたか?」
「ただいま、悠馬君。それとおはよう。昨晩はお楽しみでしたか?」
「言い方ぁ、おはようございます。まぁ、楽しみましたけど・・・。」
「あらあら。今夜はお赤飯かしらねぇ~。って志保はまだ寝てるの?」
「はい、寝てますよ。時間的にそろそろ起きないとですね。」
「そうねぇ~、朝ご飯の準備しちゃうから志保を起こしてきて貰える?」
分かりましたっと返事して志保の部屋に戻って扉を開けた。
「っと、志保おはよう。身体は大丈夫?」
「おはようございます////えっと昨日は、その・・・///」
「有希華さん帰って来て今、朝ご飯の支度してるから取り合えず起きて着替えてその後シャワーかな・・?」
「そうですね///色々と大変な事になってますし///」
うぅ・・・顔を真っ赤にしながら話してる志保を見ると我慢が・・・。
「悠馬さん・・・?一体どうし・・・あっ///」
「一回だけな・・・?我慢出来そうに無い、ごめん!」
「え?///悠馬さん///ちょっ///まっ///・・・あっ////」
そう言って起き抜けの志保に覆いかぶさって朝からがんばる事になった。
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「悠馬さんの・・・えっち///・・・・ばか////」
コンコン
「二人共~、朝からおさかんなのも良いけどそろそろご飯食べて準備しないと色々間に合わないわよ~?」
「「はい・・・。すぐ行きます・・・・///」」
二人共顔を真っ赤にして急いで着替えて下に降りて作ってもらった朝ご飯を食べながら有希華さんに根掘り葉掘り聞かれてた。
「ちゃんと大ちゅきホールドしたの?志保。」
「うるさいですっ!何で言わないといけないんですか!」
「志保にあれを教えたのは有希華さんかぁ~。」
「と言う事はしたのね!やるじゃないのー志保っ!」
「悠馬さんも言わないで下さいよ///夢中になっててあまり覚えてないですけど、愛央さんの言ってた凄いって意味が良く分かりました///」
「そこは分からなくて良い・・・。って言うか朝からなんて会話を・・・。」
「それもそうですね///ささっと食べてしまいましょう、愛央さんと清華先輩も来てしまいますしね。」
「今日、俺・・・授業中起きてられるかな・・・。」
ぼそっと聞こえない様に呟きながら有希華さんのご飯を食べて朝の支度を済ませるのだった。
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「おはよー!悠馬!志保さん!」「おはよっ、悠馬くん、志保ちゃん。」
「「昨晩はお楽しみでしたか?!」」
「二人共・・・。凄かったよ。」
「凄かったんだ?!悠馬が凄いって言うっていったい・・・。」
「だいちゅきホールド・・抜かずの10発・・・。」
ボソっと何があったのかを呟いたら愛央も清華先輩も真っ赤になって更に志保は俺に何で言うんですかって顔をしながらも真っ赤になってた。
「大好きホールド・・・。」
「抜かずの10発・・・。」
「志保さん・・・。」
「志保ちゃん・・・。」
「うぅぅぅっ///だって仕方ないじゃないですか!凄くて気付いたらしちゃってたんですっ///」
「だからって抜かずの10発ってっ///」
「悠馬くん身体大丈夫?って待って!志保ちゃん、それじゃ出来ちゃうでしょ・・・?」
「それは大丈夫です・・・。私重くてですね・・・。」
「あぁ!なるほどーそれなら大丈夫だねぇ~。まーでも私はまだだけど志保ちゃんも愛央ちゃんも出来たら出来たで産むでしょ?」
「「勿論ですっ!」」
「朝から何て会話してるんだよ・・・。ほらいい加減行こうぜ!」
「はーいっ!いこっ!悠馬っ!」
「はいっ!行きましょっ!悠馬さん!」
そう言って二人は俺の左右に陣取って腕を組んでそのまま歩き出したのだった。
「うーん・・・私も今の内に飲む様にしようかな・・・二人の気持ちも分かるし彼女になれたら受け止めたいしなぁ~・・・。」
なんてことを真剣に悩んでるんだよ・・・てか聞こえてるよ清華先輩・・・。
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「「「「「ゆ・う・ま・くぅぅぅぅぅんぅぅぅぅぅぅ!!!」」」」」
「「「「「おっはよぉぉーーーー!おかえりなさいっっっ!」」」」」
「え、お、おう・・・。皆おはようっ!」
なんだこれ・・・愛央の時みたいに騒がれないのはいいっちゃ良いけど・・・。
「あははっ。悠馬がちゃんと学校にまた来れる様になって嬉しいんだよー皆ねっ!」
「そうだねぇ~・・・葬儀か?!って位静かだったしねぇ~・・・。」
「そこまでだったんですか?」
「そうだよー、ましてや悠馬が入院してたから余計にね。」
「皆に心配かけたみたいで何か申し訳無いな・・・。」
「もう、あんな事しないでくださいね・・・?私がこんな事言うのはおかしいかもしれませんけど私達も苦しかったんです。」
「うん、そうだね。自分を犠牲にするようなやり方はもう二度としないでね?悠馬くん。」
「次はひっぱたくからね!悠馬!」
「引っ叩かれるのは怖いな~、約束は出来ないけど善処はするよ。」
「「「むぅぅぅぅぅぅっ。」」」
「いや、俺だって勘弁だけど、そうなったら分かんないし約束は出来ないよ。でも、皆の力は借りる。これだけは約束出来るっ。」
「はぁ・・・仕方ないからそれで許してあげる。」
「悠馬くんらしいって言えばらしいけど・・・。しょーがないかっ。」
「悠馬さん・・・っ。」
「どうした?真剣な顔になって、その顔も素敵だけどさ。」
「ぁぅっ///そうじゃなくてですね!次こそは本当の意味で私は約束を守ります、悠馬さんが自分を犠牲にしようとしたら私が止めます。手を汚すようなこともさせません、貴方の背中は私が守ります、今日ここで改めて約束させてくださいっ。勿論、私だけではなく、愛央さんも清華先輩も同じですよっ!」
志保の言葉に愛央も清華先輩も頷いてくれていて・・・。
「あぁ!頼りにしてるよ、志保!愛央も清華先輩もな!」
俺のその言葉に志保は本当に満足そうに綺麗な笑みを俺に向けてくれたのだった。
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