第86話 答えは・・・

「私は、悠馬さんが好きです。一人の男性として悠馬さんが愛しいです。私を・・・二人目の恋人にして貰えませんか?」


志保からの告白、過去の話に始まり過去の結果、今回の事が引き起こされた事、正直話してくれても話してくれなくても良かったのも事実。

それでも俺にそれを伝え、更には自分の気持ちも告げて来た志保、愛央にも有希華さんにも良ければ受け入れて欲しいと言われている思い。


「二人目・・・ね・・・。」


「はいっ!駄目でしょうか?」


「駄目って事は勿論無い。でも少し話を聞いて貰えるかな?」


俺の言葉に志保はただ頷いて俺の言葉を待ってる、その姿は・・・気丈に立ってる様に見えて少し震えている、きっと俺の答えが不安なんだろな・・・。


「少し前にな、愛央に言われた。志保の事をどう思うかとだから俺は気配りも出来てこっちを立ててくれて細かな気遣いも出来てお淑やかで綺麗な子と答えた。」


「ぁ、ぁりがとぅございますっ///」


「愛央の聞きたかった事はそう言う事じゃ無くて一人の女としてどうなのか?有りか無しかって事だったから俺は勿論、有りと答えた。」


「~~~ッ///」


「志保なら俺が恋愛感情を向けても構わない、俺が志保を一人の女として良いと思うなら告白されたら受け入れて欲しいと言っていた。」


「愛央さんがそんな事を・・・。」


「だから俺は、愛央が好きだと確かに志保も隣に居てくれたら俺はどんな事でも頑張れるし出来ない事も無いと思えるけど、愛央が俺の隣に居てくれるならそれで良いって自分が居るって答えた。」


俺の言葉に志保は今にも泣きそうな顔をして、それでも俺から視線を外す事はせずにしっかりと見つめて来る。だからこそ俺も志保には真摯しんしに向き合って自分の想いも考えも言わないと駄目だ。


「そして俺のその答えに愛央はこう答えた、今自分が感じてる愛されていると言う感覚、想いを志保にも感じて欲しいと、俺が愛央に向けて居る気持ちは嬉しくて幸せだからそれをそう言っていたよ。」


「愛央さん・・・っ。」


志保の瞳から綺麗な雫が止めどなく溢れて来るのを志保自身も止める事が出来ないのか嗚咽おえつを漏らしながらも視線を外す事は無く真剣に続きを待っている。


「だから俺は、志保に告白されたら真剣に向き合うと答えた、その上で俺の答えを伝える。俺には志保が必要なんだ志保が一人の女の子として好きだ。だから俺の恋人に二人目の彼女になって欲しい、愛央と同じように志保も愛させて欲しい、これから先、俺の隣で一緒に歩いてくれないか?」


「はいっ!はいっ!こちらこそよろしくお願いしますっ。」


ぼろぼろと泣きながら志保は俺に抱きついて来たのをしっかりと受け止めて細い身体を抱き締めて綺麗な髪を撫で続けるのだった。


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「落ち着いた?」


「はい、ごめんなさい・・・。」


そう言いながらも俺から離れずに甘えてるかの様に俺の胸に顔を擦り付けていた。


「やっぱり親友だな~・・・。今の志保と同じように擦り付けながら甘えてた。」


「そうなんですね・・・。何て言うか凄く落ち着きます。悠馬さんの胸の中は凄く暖かい気持ちになって落ち着きます。」


俺を見上げながらそんな事を言う志保と見つめ合う形になってそのまま自然と志保の唇に吸い込まれた。


「んっ。」


チュッと音を立てて俺と志保はキスをしてお互いに見つめ合いながらはにかんだ。


「志保、左手を・・・。」


「え?・・・はい。」


俺は左手を出してきた志保の小指にさっき買っておいた恋人の証をはめる。それは志保が見詰めていた桃色の可愛い指輪、それが志保の細くて奇麗な小指にはまる。


「これは・・・、嬉しいです。また一つ宝物が増えました・・・。」


「俺も嬉しいよ、俺と愛央と志保のつながりの証を付ける事が出来て。」


「悠馬さん、貴方が大好きですっ。」


そう言って志保は俺の胸の中に飛び込んで来て受け止めた後、見つめ合い夕日を背に俺達の唇は重なるのだった。


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その後俺達は暗くなる前にって事で二人でしっかりと手を繋いでステイルに帰ってきたんだけど・・・。


「な、ななななな?!何を考えてるんですかお母さん!!」


「おかえりなさい、志保。今日は葵さんと菜月ちゃんと女子会をして泊まって明日の朝に帰るから、今日はそのまま朝まで悠馬くんとイチャイチャしてねっ?♡」

っという書き置きが残されていた。


「まじかぁ〜。家の人間もグルだなこれ絶対。既に俺の着替えとか制服とかも届けられてるし・・・。」


「はぁ〜、えっとその・・・///」


「まぁ、仕方無いしお世話になります///」


明日も学校あんだけどな〜、ヤリ過ぎ注意だなこれっと、一人でフラグを立ててしまう俺である。


「と、取り敢えずご飯の支度しますね///」


「あ〜うん、俺は「ゆっくりしててください。」・・・分かった。」


「愛央に報告しとかないとな、後は清華先輩にもか。

明日は志保の家に直接来て欲しいっと。」


志保の家に泊まることになった事、母親達の計略けいりゃくにより帰れなくなった事を報告した。


♪~♪~♪窓から差し込む、柔らかな光、見送った~♪~♪


「もしもし〜、愛央どした?」


「泊まりって何?!何でそんな事になってんの?!」


「いやさ、何か俺と志保のお母さんと菜月で女子会をして志保のお母さんが家に泊まるらしくて、俺はこっちに泊まってくれだってさ。しかも、俺の着替えやらも既に準備されてるっていうね。」


「ぁ〜ナルホド。お膳立てですね分かります。」


「俺もそう思うわ・・・。ってな訳で明日はフリッペの通りにいつもの所じゃ無く、志保の家に直接で頼む。」


「はーいっ。明日も学校なんだからヤリ過ぎないようにねぇ〜、それと!志保さんは初めてなんだから優しくしてあげるんだよっ!おやすみなさいっ!大好きっっ。」


「ヤリ過ぎないようにって、愛央のやつめ・・・。」


ピッと電話を切って絶対にやにやしながら言いやがったなっと思うのと、ほんとこの世界は都合が良いなっと。


「電話終わりましたか?用意できましたからどうぞ。」


「あ、うん。ありがとな、志保。」


そう言って席について他愛のない話や志保の料理を褒めたりしながら時間は過ぎていった。


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そして、やってきましたお風呂の時間。


「悠馬さんから先にどうぞっ。」


「いやいや、そこは志保からっ。」


「私は後で良いので悠馬さんからどうぞっ。」


「うん、いっそのこと一緒に入るか!」


「・・・・・ぇ///」


おっと、流石に不味ったかな・・・?お互いに譲り合う位なら恋人なんだし一緒にっと思いついたから何となくで言ったけど・・・。


「準備してきますっ///」


通っちゃったよ・・・お風呂で初体験は流石にだし・・・頑張って我慢しないと・・・。


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「ふふ、悠馬さんの背中は大きいですねっ///」


志保に背中を洗って貰っていたらそんな事を言ってきて泡を洗い流した後にピタっとくっ付いてきた。


「志保・・・あのな?それやられると色々と不味いんだよね?」


「愛央さんよりは無いですけど私もそこそこあると思うんですけど、どうでしょう?」


「志保、無理に誘惑しなくてもとっくにその気だからさ。初めてをお風呂は嫌だろ・・・?」


「ぁぅ///・・はい///続きしちゃいますね///」


「うん、頼む。終わったら次は俺だからな~?」


真っ赤になってる志保の顔を見て軽くチュッとキスをしてラブイチャしながら洗いっこをしながら最後に一緒に湯船につかった。


「「ふぅ~~。」」


二人揃ってため息を吐きながら湯船につかってどちらからともなく「「クスクス」」と笑いながら静かな時間を過ごした。


「今更なんだけど、良かったのか?一緒にお風呂なんてさ。」


「恥ずかしいのは恥ずかしいですけど///今凄い幸せです。恋人とこうやってお風呂に入る何て想像したことも無かったですし、私がする事になるなんて思ってませんでした。」


「うん、志保ならそうだよな。」


「はい。ですから今、恥ずかしいですけどそれ以上に嬉しいのと幸せなのと・・・、その・・・。」


「うん?どうした。」


「悠馬さんのが当たってます///私でって言うのが凄い嬉しいんです///」


「あ~・・そこは突っ込まないでくれ・・・。恋人とお風呂入ってって言うか身体見て反応しない訳無いし・・・。」


あははっと苦笑いをしながら志保を後ろからぎゅっと抱きしめて俺だって恥ずかしいんだっと無言の訴えをしてみた。


「ふふ・・・。悠馬さんでも恥ずかしいんですね・・。何か嬉しいですっ。」


「そ、そろそろ出ようか!のぼせたら大変だしなっ!」


ざばぁっと勢いよく湯船から出たのと同時にこっちを向いた志保の目の前に俺のがばっちりと・・・。


「あっ///す、すいませんっ///」


「いや、こちらこそ。って良いから出ような!うん!」


っと二人共顔を真っ赤にしながら風呂から上がって身体を拭きあった。


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「ぉぉ~。何か志保って感じだっ!」


「何ですかそれ・・・。」


笑いながらどう言う事かと聞いてくる志保の声を背中に聞きながら部屋を歩いてベッドに腰かける。


「ん~、ほら。整理整頓されてるっていうか、きっちりしてるって言うか?イメージ通りだなーって思ってな。」


俺の説明を聞きながら志保は俺の隣に腰を下ろして二人で並んで座った。


「今日はこのまま一緒に寝てくださいね?一人だけ床にとかは駄目ですよ。」


「一緒に寝るのは良いけど、志保と一緒に寝たら我慢出来ないよ?俺。」


「いいですよ///そのつもりでしたし・・。私も愛央さんに追いつきたいです///」


その言葉を聞いて俺は志保を押し倒してゆっくりと愛し始める。


「その・・・私、重いので飲んでますからそのままで大丈夫ですっ///」


そうして、俺は志保を沢山、愛しに愛しまくって夜が更けて行った。


でもな?いくら大丈夫って言ってもさ、大好きホールド固定は俺もびっくりしたよ?

いやまぁ、良いんだけど・・・、せめて何回かに一回は休憩しよ?

そのまま抜かずの10回は、死ぬ・・・。


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