第69話 愛央との電話と撮影開始!

「えー!それじゃ、悠馬はモデルやって雑誌に載るの?!絶対に買う!!」


愛央に電話したら丁度帰ってきて落ち着いた所だったらしく昼間の写真に関して直ぐに聞いてきた。


「まだ決まったわけじゃ無いって。母さんと足立さんの話次第だってば。」


「え〜でも他の知らないところなら兎も角、志保さんの家の何だからオッケーも出るんじゃない?」


それはありそうだけど、足立さんの頑張り次第だなっと・・・。


「それに、足立さん?も悠馬から見ても信用出来そう何でしょ?」


「うん、そこは間違いないと感じた。」


「それなら葵さんも許可出すと思うけどな〜。」


っと愛央が言ってくれて何となく俺もそうかなって考える位だから愛央の答えで簡単に考えが変わるなんて本当に好きなんだなっとしみじみと・・・。


「そだ、親戚はどうだった?特に何も問題は起きなかったか?ほら・・・俺の彼女な訳だしさ。」


「あー・・・えっとねぇ・・・。」


何処か話ずらそうに愛央は話始める。


「ご法事自体は特に問題なく終ったんだけど・・・その後の会話がねぇ~。」


「どったの?」


「従妹のお姉ちゃんが悠馬のファンでさ、私は同じ学校だからって事で色々と聞かれたのと、「俺の好きを舐めるな!」とリフレインの相手は知ってるかどうかってしつこい位聞かれて・・・。ごまかすのが大変だった・・・。」


「ぉ~・・・それは何て言うかお疲れ様?ごめんなさい?」


「もうっ!バレないようにするの大変だったんだからね!大体悠馬にも他人事じゃないでしょ!」


俺にも他人事じゃない?・・・・あっ!


「そ、そうだな。愛央と結婚したら親戚になるんだし確かに他人事じゃ無いな、うんうん。」


「・・・・・・。」


「どうした?黙り込んでさ。」


「わ、わわ、わたし、とととと、け、けけけ・・・結婚ーーーー?!?!」


「他人事じゃないってそゆことじゃ無いのか?」


「ちち、ちが!違くも無いけど!ででで、でも!」


電話越しで顔を真赤にしてワタワタとしてるんだろうなーっと想像できて可愛い姿見逃したな〜っと、思いながら愛央が落ち着くまで待つことになるのだった。


「もう・・・。まだ心臓ドキドキしてるし。

ってそうだ、悠馬は志保さんの事はどう思ってるの?」


「志保の事?・・そうだなぁ~、お淑やかで綺麗な子かな。それと信念って程じゃないかも知れないけど志保って常に俺を守れる場所に立っててくれるだろ?そう言う気づかいも出来る優しい子って感じかな。それがどうかしたの?」


「うーん・・・。そこも大事なんだけどそうじゃなくて、一人の女としてありなのかな?って。」


「有りか無しなら、有りだな。でも、俺には愛央が居るし俺が恋をしたのは愛央だよ。」


「えっと///それは分かってるし私も悠馬が好き///だけど、そうじゃなくて!志保さんが告白をしてきたら受け入れてくれる?って聞きたいの。」


「あぁ、そう言う事か・・・。愛央は良いのか?俺が愛央以外にも恋愛感情を向けるの。」


「相手にもよるけど志保さんなら構わないよ。ってか、もしも志保さんが悠馬に気持ちを告げて来たら悠馬が志保さんを女として良いと思ってくれてるなら受け入れてあげて欲しいの。」


「それは・・・。正直な所、志保が俺を好きだと言ってくれるなら嬉しい。志保なら俺も信頼できるし、愛央と志保の二人が隣に居てくれるならどんな事だって出来ると思える。でも、愛央が居ればそれで良いって自分も居る。」


「あのね、悠馬が私に向けてくれる気持ちは凄く嬉しいし幸せなの。だからこそ、一番の親友でもある志保さんにも幸せになって欲しいし、悠馬が志保さんを私と同じくらい・・・あ、あい、あいし・・・。」


「愛せるならか?」


「う、うん///愛されてるって感じてるからそれを志保さんにも感じて欲しいの。

私も悠馬を愛してるし・・・///」


ふむ・・・。この世界じゃこれが普通、うん、でもそうだな。志保なら俺も・・・。


「分かった。愛央が大丈夫なら志保にもしも告白されたら真剣に向き合う事にする。

今言えるのはここまでだけど、良いか?」


「うんっ!もしもの話だからね、そもそも。」


「そうだったな~・・・・。でも真剣には考えるのは間違いないよ。」っと話を切り上げて普通に色々と話しながら愛央との時間を過ごした。


そして、一週間の時間が過ぎた。


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「本日はよろしくお願いします!」


一週間後の土曜日、志保の家のお店に人が集まっていた。


俺は勿論のこと、母さん、菜月。愛央と清華先輩も来てくれて志保と今は話してる。


他には足立さんとカメラマンの狭山はやま 鏡花きょうかさんの二人も来ている。


人数が少なくないか?っと聞いたんだが「悠馬さんが居るのに沢山の人は呼べませんよ。ですがカメラマンだけは必要なので彼女だけは連れてきてますけど。」っと説明してくれた。


そんな訳で取材と撮影がはじまった。

最初はお店の概要や料理の写真、飲み物や、店内の雰囲気等などその辺をしっかりと取材した後、有希華さんと志保の事も取材して、その後、俺の部分になったことで、この間の格好で写真撮影が始まった。


「それじゃー、注文を取る感じの格好から始めましょうか。」


「了解。

菜月、清華先輩、愛央、座っておいてくれない?その方がやりやすいって言うか想像しやすいしさ、良いですかね?足立さん。」


「そうね、その方がやりやすいならそれで行きましょ。」


「「「はいっ!」」」っと菜月たちが席に着いてくれて俺の「いらっしゃいませ、ご注文はお決まりですか?」ってセリフと笑顔で撮影が始まった。


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