第36話 新生活~部活見学~運動部 外部活

「おし!見学行くかな!!!」


次の日の放課後に俺は気合いを入れて部活の見学に行く事にして、ささっと荷物を纏めて教室を出る為に入り口に向かっていると声をかけられた。


「あっ!悠馬君ー!見学行くなら一緒に言ってもいいかな?」


っと悠花と薫が揃って声をかけてきた。


「あーっと俺は構わないけど良いの?てか隣のクラスの愛央と志保も一緒に行く約束なんだけど、それでも大丈夫?」


「私達は大丈夫だけど・・・・。一応聞いてみてくれる?」


「うん、取り合えず教室の外にでて・・・「「悠馬君(さん)」」・・・っと丁度良かったな。」


その後迎えに来た二人に「悠花と薫も一緒に行きたいらしいけど良いか?」っと確認して大丈夫って返事をもらって5人で行く事になった。


「これで囲まれる心配も無くなったか・・・。それじゃ、行こうー!」


俺の声に4人共「おー!」っと返事してくれて一緒に行く事になったのだった。


「そういや、皆は何処か入るのか決めてるの?」


「私は陸上部かなー。中学の時は結構良い線まで行ったんだよー。」


「成る程っ!悠花は運動が得意って言ってたもんねー。」


「覚えててくれたんだねっ!嬉しい・・・・///」


昨日の今日で忘れないんだけど・・この程度で悦ぶ・・・じゃない喜ぶなんてなぁ~。


「薫は決まってるの?」


「私は吹奏楽部かなー。昨日の先輩と悠馬君の連弾凄かったからピアノをもっと上手くなりたいなって思って。」


「じゃー清華先輩に話して繋ぎ付けやすいかもっ!」


「やった!ねね!悠馬君!私もあの先輩位になったら連弾してくれるかな・・・・?」


「勿論だよ。俺も足を引っ張らない様に頑張らないとだなっ!」


「やったっ///」っと照れながらもやる気に満ちてる顔で嬉しそうにしてる薫を可愛いなーっと見詰めてた。


「愛央と志保はどうするのか決めてるの?」


「そうですねー、私は家の手伝いもありますし難しいかもしれません。」


「志保は確かにそれがあるか・・・。あれ?それなら何で今日は?」


「悠馬さんが見学に行くのについて行かない訳ないじゃないですか。」


「え・・・おう・・・ありがとう///」


志保の真っすぐな言葉に流石の俺も照れてしまって自分でも顔が赤くなるのが分かってしまった。


「それで、愛央は・・・・?」


「私は特に決めてないかな。何かをやってみたいと思ってるけど、何が出来るのかなーって感じかな~。勿論、悠馬君が行くんだから私が行かないって選択肢は無いよ!」


「ぁ・・・ぅん。愛央もありがとな。」


俺の照れながらの笑顔に、愛央も志保も悠花も薫も回りで見てた子達も一緒になって真っ赤になって下を向いてしまって「何してるんだろう?」って空気になってしまったのだった。


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っと言う訳でやってきました!校庭に!


外ではサッカー部、野球部、硬式、軟式テニス部、陸上部が活動してた。

俺達以外の新入生も見学に来ていて俺達も一緒になって順番に見ていく。


「危ないっ!」その声と共に愛央に向かってサッカーボールが飛んで来たのを確認した俺はスッと前に出て飛び上がり胸で受け止めた後、すっと蹴り上げてサッカー部の方に戻した。


「あ、ありがと・・・悠馬君・・・。」


「んっ。怪我無くて良かった。先輩方気を付けてくださいよー!」


「本当にごめんねー!」その言葉を聞いて俺達は手を上げてその場を離れたけど「すっごいスムーズに・・・。」「何も慌てずに・・・。」「まじかぁ~・・・。」「運動神経も良いのか・・・。」っと声を背中に聞きながら離れるのだった。


「次はどうしよう?陸上部に行くか?」


「うんっ!お願いして良い?気になっててっ。」


「おーけー!そんじゃ次は陸上部だね!」


っと皆で移動して、陸上部の練習場所に付いて直ぐにマネージャーに誘われた(お約束)を潜り抜けて見学をし始めたんだけど、妙に胸元パタパタしたりでブラちらしたりとかすっごい多くて大変だった(意味深)

顧問から活動方針を聞いて、見学しながら雰囲気を感じ取った悠花が「参加したい!って言うか入部する!」っとそこで決めて練習に参加する事になって悠花とはそこで別れた。


その後は改めてテニス部や野球部何かをもう一度見学してその日の見学を終えて薫も一緒に帰宅して志保の家の喫茶店に寄って一緒に過ごしながら今日の事を話す事になった。


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「それにしても思ってたよりも部活動は盛んなんだな。」


俺はコーヒーを飲みながら外で活動してる部活の見学の感想を話し始める。


「そうだね、校内のはまだ分からないけど外でやってるのを見た感じだと凄かったよね。」


「そだね、進学校だからそこまでじゃないと思ってたけど結構、盛んだったね。」


「生徒会長さんが参加した方が良いと言うのは分かりますね。」


「そうだな、まぁー・・でもやっぱり俺が参加するのは良くなさそうだってのが今日の感想だな・・・。」


「「悠馬君・・・。」」


俺の言葉に薫と愛央が何とも言えない顔で俺の名前を呟いて、志保が・・・・。


「そうですね、駄目と言う事は無いでしょうけど難しいでしょう。それに何よりマネージャーを求められてるのは今日ので分かりましたし何処かに参加したとしても悠馬さんとしては面白くないかも知れませんね。」


「参加するなら活動したいしな~・・・。身体動かすのは好きだしさ。」


「ん~思ったんだけど、いっその事何処にも所属しないで身体動かしたくなったら何処かに飛び入りで参加させて貰って動かすとかの方が良かったりして?」


「あぁ!それで全部と満遍なく付き合う的な?」


「そんな無茶苦茶なっとは思いますけど、それはそれで皆さん喜びそうですよね・・・。」


っと志保の苦笑いと共に会話も終わって良い時間だし解散って事になったんだけど俺としては確かに愛央と薫の言ってた飛び入りで参加してってのもそれはそれで面白いかも知れないなーっと考えるのだった。


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