第34話 新生活~自己紹介~
昨日は入学式だけで終わって直ぐに解散になったから愛央と志保と合流して志保の家に皆で寄ってお疲れ様会と俺に対する称賛を貰って沢山の事を話して明日から一緒に登校しようねーって話をしてその日は終わった。
そして次の日、通学路の途中で愛央と志保と合流して一緒に登校、愛央たちと別れた後教室に入るのと同時に皆に聞こえる様に挨拶をしてみた。
「おっはよー!」
「あっ!おはよー!」「おはようございま・・っ。」「おはよー!悠馬君ー!」「あんたにじゃないわよ!私によ!」「はぁ?!私に決まってるじゃない!」っと騒ぎになってるのを尻目に自分の机に荷物を置いて一息ついたところで、「そういや清華先輩にまだ会ってないな・・・見掛けただけだな・・・壇上から。」っと思いながら先輩にフリッペを送ってクラスを聞いた。
「おはよう!悠馬君!」
「おはよう!悠花!改めて今日から宜しくね!」
言いながら悠花に向かって手を差し出すと躊躇いながらもしっかりと握ってくれて悠花と握手した後に今の内に清華先輩にも会っておかないとっと思って悠花に話して一旦出る事にした。
「っとごめん、少し出てくるねー。」
そういって俺の手を握ったままの姿で固まった悠花を尻目に俺は教室を出て先輩の居る教室に向かのだったが・・・。
「「「は~~~る~~~か~~~~!!!!悠馬君の手を握るとかぁぁぁぁぁ!!!!マジ万死!!!」」」
オレハナニモキコエナイ、キコエナイ。
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その後、多方面からの視線を感じながら、階段を降りて2年の教室が並ぶ階に来たんだが・・・
「そうよね、こうなるよね・・・。」
超ガン見!視線が痛いってレベルじゃないぞこれ・・・。
いやまぁ、確かに気楽に話しかけてくれとか言ったけどさ!言ったけどさ!
ガン見してとは言ってないっっっ。
それなら話しかけてくれマジで・・・
「っと。とか考えてたら前から探してた人発見!おはよー!清華先輩っ!」
パパッと近付いて、清華先輩の手を取ってブンブンしちゃう。
「先輩の制服姿可愛いーー!私服だと大人っぽい感じだったけど、制服だと可愛さが際立つね!」
「ふぁ?!ふぇ。ふぉ。おは・・おはにゃ・・・ありがと?・・・ふぃ・・・。」
っと混乱しながらも応えてくれたのは良いんだけど・・・周りからめちゃ睨まれることになっちゃった清華先輩がねっ!
「っと、昨日は挨拶できなかったから会えて嬉しかったです。ご一緒の先輩二人も清華先輩と仲良くしてくださいね!それじゃ遅刻にならないように教室に戻りますー!またっ。」
「「ほぇ・・・。ふぁいっ!」」っと一緒に居た先輩達と清華先輩にふざけて敬礼しながら挨拶をして、俺はささっと教室に戻る事にした。
「「さ~や~か~!説明説明説明しろぉぉぉぉぉ!!!!何で悠馬君があんたとぉぉぉぉぉ?!?!」」っと問い詰められてるのを聞かないフリをしながら・・・・。
皆、朝から元気よね~・・・・。
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何とかチャイムが鳴る前に教室に戻って席に着くのと同時にチャイムが鳴ったのと同時に担任の教師が入ってきた。
「皆さん、おはようございます!これからホームルームを始めますっ!」
「では、私から先ずは自己紹介します。このクラスの担任の
ぐるっと教室を見渡して生徒がきょとんっとした顔をしてるの見て悲しそうな顔をしてた、どうやら覚えてる人は居なかったらしい・・・。多分俺のせいだよなこれ・・・・。
「覚えてますよ!皆の混乱を防ぐために俺を見つけ次第すぐに受付してくれた先生ですよね!水無月って言ってくれたの覚えてます!」
俺のその言葉に一気に花が咲いたような嬉しそうな顔を担任はしてくれた
「逆月君!!!ありがとぉー!・・・えっとそれで担当教科はですね~・・・。」
っと自己紹介を再開してくれたんだがよっぽど嬉しかったのかにこにっこと笑顔が止まらなかった。
「っと言う事で自己紹介を終わりますね。・・・あ、後っ!独身です!!!!」
ぉぉぅ・・・この世界じゃ仕方ないとは言え・・突っ込みづらいわ・・・・。
他の皆も生暖かい視線送ってるやん・・・・。
「えっと、それじゃ次は皆の自己紹介ね!誰か最初にやりたい人は・・・挙手!」
「はいはいー!私から行きますー!月城 悠花、勉強はあまり得意じゃ無いけど運動は自信あります!なので運動部に入ろうかなって思ってます!これからよろしくねー!」
そう言って悠花は元気一杯に自己紹介をしたけど、この学校に入れたんだから勉強が苦手って事も無いと思うんだが・・・。
「じゃー次は私!
うんうん、コミュ力高いわ~・・・・。この二人の発表の後は皆してノリノリで自己紹介をしはじめて皆揃いも揃って皆、視線を送ってくれて意識されてるんだなーっと・・・。
まぁ、嫌な視線は無かったし美少女ぞろいだし嬉しくない訳じゃ無いから良いんだけどね!
そんなこんなで、遂に俺だけになってしまった。
「それじゃ・・最後に、逆月君!お願いします。」
先生の言葉の後に俺はスッと立ち上がってぐるっと周りを見回すと先生も皆もすっごい真剣な表情で俺を見て居た。
「えっと、名前は逆月 悠馬。皆知ってるとは思うけどSoo TubeでYouMaで活動してます。」
「「「毎日みてまーす!」」」
「皆ありがと!挨拶でも言ったけど勉強も普段の生活も頑張りたいと思ってる。そしてただの悠馬として皆と仲良くなりたいから鳴無じゃ無いけど「薫でいいよー!」んじゃ、俺も悠馬でね!・・・薫じゃないけど皆で遊びに行ったりしたいし、夏はバーベキューとかそう言う季節限定の事も色々楽しみたいと思ってる。」
「「「したいー!やろーー!」」」
「って事で男だからって気にしないで話しかけて欲しいし仲間にいれて欲しいって事でこれから宜しくねっ!」
「はい!ありがとね!それじゃー・・・質問タイム!良いかな?逆月君。」
先生の言葉に俺は敢えて返事を声に出さずに・・・サムズアップで答えたのを見て皆が「「やっっったぁぁぁぁぁぁぁ!」」っと大喜びしてくれた。
そうやって朝の教室は賑やかに過ぎて行き俺も楽しく過ごせたのだった。
まぁ・・・性癖聞かれた時は困ったけどな・・・・!
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