第32話 2回目の入学式~教室にて~

教室の扉を開く前にそれにしても・・・っと少し考え事・・・。

1クラス40人でAからDまでの160人かぁ。

存外にも人数が多くてびっくりだな。前の世界じゃ小学校ではあるけど30人×3クラスとか田舎とか過疎ってる所だと1クラスとかなのに、これも世界の違いなのかな?っと考えながらガラガラと音を出しながら扉を開けて教室に入ると皆の視線が俺に向いて来て直ぐに声がかかった。


「わわわっ!きたきたきたよー!」「本当に男子!しかもイケメン!」「っていうかYouMa様だぁぁぁ!」「画面越しよりも格好いい・・・///」「私もう一生分の運使い切ったかも・・・・。」


一応受け入れられてるのか?っと聞こえて来た声に嬉しく思いながらも先ずは挨拶だよねぇ~。。


「んっ!皆、おはよー!これから宜しくね!」


「お?お、おはっ、おようございまっ。」「おはにょござます・・・。」「お?お?お?・・・おはっっようっ!」「・・・・ございます・・・。」


俺が挨拶すると思ってなかったのか、照れたり噛んだりしながらも何とか皆して挨拶を返してくれた。


「つーか、皆早すぎない??何かあったん???」


俺の問いに顔を赤くして皆下を向いてしまったけど、一人が意を決するみたいな顔で話してくれたんだけど、理由が・・・ね?


「入試の時に男子が受けてるって広まってしかもそれがYouMa様って話だったりしたんですけど、見た人と見てない人と居てどっちが正しいのか分からない状態だったんです。それでも男子が居るのは変わらないからってクラス分けが張り出される前に、人が集まって・・・。」


「えっと、何というか・・・お疲れ様?で良いのかな?えっと、一つお願いがあって、確かにYouMaで活動はしてるけど、あくまでも逆月 悠馬として付き合ってほしいんだ。YouMaで活動してるのは確かだけどあくまでも唯の高校生だから、ただの逆月 悠馬として見て欲しいし一個人として皆とは仲良くなりたいな。」


「それもそっか・・・。」「芸能人って訳じゃ無いもんね。」「最初は難しいかも・・・・。」「YouMaとしてじゃ無く悠馬として仲良くなりたいっと・・・。」「確かに、そっちの方が嬉しい・・・・。」


「えっと・・・お願いできるかな?悠馬って気軽に呼んで欲しいってのもあるし変にかしこまられても困るからさ・・・。」


笑顔と共に俺がそう言うと直撃を受けた子達が揃いも揃って顔を真っ赤にしながら・・・「「「はぅぁ///はひ・・・・///」」」っと返事してくれた。


一応最初の決められた席に着いて集まってきたクラスメイトと会話してると今朝の俺と一緒に居た子の話を聞いて来た子がいた。


「あー、愛央と志保の事かな?」


「愛央ちゃんと志保ちゃんって言うんだーどう言う関係なの?」


「隣のクラスになっちまったんだけど、星川愛央と天音志保って子で入試の日に知り合ってさー・・・。」


俺はどうやって知り合ったのかと話してあげると「あぁ!」っと思い出したかのような声を出す子がいた。


「入試の時に校門で話してたよね!どっかで見た事あると思ってたんだよね~・・・。」


「あぁ、うん。話してたね~、今、仲が一番良い女の子は?って聞かれたら愛央と志保と清華先輩かな。」


「清華先輩って?」


「この学校の一つ上の先輩で伊集院清華さんって言う人。」


「んぅ~・・・あっ!もしかしてストリートピアノの?」


「そそ、あれも見たんだ?」


「見た見た!凄かった!物凄い感動したよー!」


「ありがとねっ!あの時の女性が伊集院清華さん、あの後に連絡先の交換して仲良くなったんだ。学校の先輩だし何かしらで力借りるかも知れないしね。」


「成る程ー!でもいいなー・・・悠馬君の連絡先・・・。」


「あはは・・・。皆と交換するのは良いけど、多分頻繁には返せないよ?」


「あはは・・・それはそうだよね・・・・。」


皆して苦笑いしてるけど実際、全員と交換するのは構わないが・・・全員とやり取りしてたら寝る時間すら取れなくなるのは間違いない・・・。


「あ、そうだ。それならクラスのグループ作ろうよ、えっと・・・。」


「あぁごめんね、私は月城つきしろ 悠花はるかだよ!悠花って呼んでっ。」


そう言った悠花はスポーツ女子って感じの引き締まった身体で凄い綺麗で細い足、良い感じのおっぱいって見た目の美少女だった。


「んじゃ悠花と先ずは交換して、悠花がグループを作っていれれる人をいれて行って入った人が追加追加ってやって行けば皆が入るかな?」


「うんうん!それでいこうー!よろしきゅ///ぁぅ、噛んだし///」


「ぷっくくくっ。可愛すぎるだろ・・・っ。」


「もうっ///こんなの可愛く無いしっ///」


「可愛いんだけどなーっ、取り合えず改めてよろしくねっ。」


言いながら俺は悠花と交換して悠花がグループを作ってそこからどんどんクラスのグループが完成していった。


その後何でも無い会話を続けて居ると教師がやってきて俺達は会場に移動する事になるのだった。


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