第29話 特別話2 ひな祭り

「もうーいーくつー寝ると~・・・ってこれは正月か・・・。」


今日は3月3日のひな祭りである。

母さんと菜月は朝から仕事と学校と居ないので一人で黙々と準備していたって訳だ。


「喜んで欲しいしね。喜んでくれるよな?」


仕舞ってあった雛人形(くっそ立派)は数日前に引っ張り出して既に飾ってあるから料理を頑張るだけではあるけどひな祭りの料理って何だっけ?っと調べて菱餅とかは流石に買ってきたけど、散らし寿司やハマグリのお吸い物と菜の花の白和えとサバの西京焼きってメニューにしてデザートにケーキって事にした。


流石に西京焼きと白和えは買ってきたけど、散らし寿司とお吸い物は材料だけ買ってちゃんと作った。

そしてデザートの手作りケーキ(フルーツタルト)何とか作ってみた。


「後は帰ってくるのを待つだけだしちょっと昼寝しようかな。」


------------------------------------------------------------

「うぅん・・・。あれ?」


「あ!兄さん起きた~?」


「ん、おかえり菜月。掛けてくれたんだな。ありがとな。」


「暖かくなっては来てるけど流石にまだ風邪引いちゃうよ~。」


「うん、そうだね。気を付けるよ。」


立ち上がって菜月に近づいてナデナデしながら笑いかけた。


「はぅぁ!?///兄さんの笑顔効きすぎます・・・・。」


「何だよ効くって・・・?母さんは今日は遅いのかな?」


「んぅ~。どうかな~?フリッペ送るだけ送って聞いてみるね~。」


「うん、頼んだ。ちょっと配信してくるけど菜月も一緒にする?」


「する!兄さんと一緒にするー!!!」


「んじゃ、兄弟で雑談配信だなっ。」っと二人そろって俺の部屋に行って母さんが帰ってくるまでの間一緒に配信する事をにしたのだった。


------------------------------------------------------------

「明かりをつけましょ雪洞ぼんぼりに~♪って訳でひな祭りなので・・・・用意してみた!!!」


「「おぉぉぉぉぉ!!!」」


「流石悠ちゃん!美味しそうー!!」


「兄さんのご馳走だぁー!お雛様ばんざーーーいっ!」


二人共大喜びしてくれて写真を撮りまくってた。


「折角だし、3人で一緒に撮ろうよ。」


「「うんうん!」」


「料理を前にして悠ちゃんを真ん中に写真撮りましょー!」


3人でパシャパシャと写真を撮って、ツブッターに投稿して一段落着いた。


「それじゃ・・・食べようー!戴きます!」


「「いただきまーーーす!」」


「勿論、デザートのケーキも用意してあるからねっっ!」


「「やったぁぁー!」」


っと大喜びの二人を眺めながら3人で夕飯を楽しんだのだった。


------------------------------------------------------------

~とある掲示板より~

:見た・・・・?

:見た見た

:辛い・・・ずるい・・・食べたい・・・お腹減った・・・・

:タルト美味しそう・・・・・

:お母様と妹様は本当に幸せ者すぎますね・・・・

:どれだけ前世で徳を積めばあのような・・・・・

:イケメン、優しい、美声、料理も上手、家族思い・・・・

:それだけでも・・神・・・・

:更には凄い精力的な活動・・・・精力・・・あっ///

:はぁぅあっ///

:YouMa様の・・・精・・・・うっ

:落ち着けお前らwww気持ちは分かるけどww

:ひゃぁぁ~家族3人での写真だー良いなぁ~・・・

:YouMa様の笑顔可愛い・・・・・

:これだけでご飯3杯はいけるぅぅぅ

:ほんそれ

:マジで癒し・・・・

:癒しで思い出したけど・・癒しで・・・?

:どうしたwww

:あぁうん、男性の自殺率下がったよね

:そうそう!YouMa様の活動が広がるのに比例して減ってるね

:ファンクラブにも男性入ってるよ

:アッー

:アッー

:アッー・・・じゃなくてwwww

:いやまぁ、中にはアッー!な人も居るんだろうけど家族仲が良くなったからとかそう言う理由も多いみたい

:YouMa様の事を見て自分も頑張ろうって男性が増えてるみたい

:とっても良い事!流石YouMa様!

:さすゆう!

:それはおかしいww

:じゃーさすま!様!やっぱおかしいwww

:普通に流石!YouMa様!で良いじゃないw

:だねwはぁぁ~本当にお会いしたい・・・

:ここに居る皆同じ気持ちよ・・・・

:中には会った事もある人も居るだろうし・・・

:会ったって言うか見た?人か

:それだけでも、羨ましい・・・

:天国のような時間でした

:おのれ・・・・

:おのれぇぇぇ・・・・

:ってまってwそれ言ったら同じ学校に通う子達はどうなるのw

:それなー

:何処に行くか分かった人居る?

:流石に不明~

:学校側からの発表も無いしね

:何にしても来年はそこの学校の倍率はとんでもない事になるね

:よし!私も受けよう!分かり次第!

:歳は?

:ねぇ歳は?

:ねぇねぇ歳はぁ~?

:うるさい!永遠の17歳なのよ!

:つら

:つっら

:涙出そう・・・・

:言った本人が一番きつかったわよ・・・・

:どんな自虐か分からなくて草

:ほんと草

:はっ!教師と言う手も!!!

:それだ!!

:天才現る!

:YouMa様の在学中は無理じゃないそれwwww

:そうだった・・・・・

:あふぉだった・・・

:皆兎に角必死過ぎて・・・

:色々辛い・・・・

:心が痛い・・・・

:うっ・・・・(´;ω;)

:もう最初の話題から離れすぎてて草

:何時もの事

:むしろ自然な流れ

:成らない方がおかしい

:兎に角!YouMa様をこれからも応援しましょう!

:勿論!

:当然!


以下どうでも良い話やYouMa様目撃情報等でスレが埋まって行く何時もの流れである


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る