第20話 家族でお出掛け

愛央と志保と出会ってから既に3週間が過ぎた、学校に我が儘を言って形だけの試験とは言え受けさせて貰った結果、過去最高得点を叩き出したらしい、今までの入試の最高得点が265点だったのを俺は今回ので295点を叩き出して一気に大幅更新したと、連絡を受けた。


その結果、学校側から一つの依頼を受けて新入生代表挨拶をして欲しいと依頼を受けた。

ただし、こちらも一つ条件を出して、俺が壇上に上がる前までに男子だから挨拶するのでは無く、主席合格であるからと説明を入れて貰うって条件を出してそれものんでもらえた。


それともう一つ、愛央と志保とちょこちょこやり取りをして二人のツブッターもフォローして入試の時に困ってた俺を助けてくれた二人ですって紹介もいれて母さんと菜月にもフォローしてもらった。

まぁ・・・菜月はすっごいヤキモチ妬いたけど、ナデナデしまくって説得したらフォローしてくれた。


「ナデナデで何時も誤魔化されるとおもうにゃー!」って言ってたけどこの時点で既に噛んでるし溶けてたね。


愛央も志保もちゃんと合格してた、二人共嬉しそうに発表の日に報告してきて二人で揃って泣き笑いで写真を撮って「合格してたぁ!(してましたぁ!)」っとフリッペを送って来た。(勿論写真は高速で保存した。)


この3週間、ゲーム配信したり雑談配信を妹と一緒にしたり、新曲も考えてるって報告をしたり、ホワイトデーに菜月のクラスの子達からのお礼と母さんの会社の秘書課の人達からのお礼を貰ったり普通の日常って感じ。


「こんな世界なのに、俺の周りは平和で良い事なんだが、何か起こりそうで不安もあるんだよな実際。」


ほぼ連日ニュースで女性の男性に対する痴漢のニュース(最初に見た時は違う意味でびびった)とか一人の男性を巡っての争いがどうのとかのニュースを見て本当に並行世界、異世界なんだなっと自覚が強くなった。


「つーか一夫多妻何だから争いに成る前に娶れば良いだけじゃんっとそのニュースで思った俺も大分毒されてると、思うけども・・・。」


そんな感じで過ごしていて今日は母さんと菜月と3人で高校生活に向けての買い物に行く事になっている。


「うし!そろそろ時間だな。文房具とかの新調と制服の受け取りが主な用事だし、後は折角出掛けるしたまには外でご飯食べたりしたいな。」


何て考えながら準備して部屋から出て母さんと菜月に声をかけに行って3人揃ってのお出かけが始まったのだった。


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「ドヤァ!」


大型のショッピングモールの制服を扱っているお店で制服を受け取って更衣室で着替えてみて母さんと菜月にドヤ顔で見せつけてみた。


「悠ちゃんのドヤ顔可愛い!制服姿格好いいー!」


「兄さん可愛い!格好いいー!」


二人共同じ感想で周りの店員さんもうんうんうんうんっと頷いて同意してくれてるのが見えて似合ってるのは間違いなさそうだなっと認識した。

その後、他の必要な文房具何かも買い物を終わらせて、新しいスマホも購入してってしてる間にすっかりとお昼時を過ぎてしまって、ご飯にしようと3人で外を歩いていた。


「ところでさ、母さん、菜月。」


「「うん?どうしたの?」」


「後ろの・・・・。」


「あぁ・・・。こればかりは仕方ないわね・・・・。」


「うんうん!兄さんの格好良さと私達や店員さん達や他の女性に対する優しさを見てたら自分もーって思うのは仕方ないかもっ。」


「「何かしようとしたら徹底的に潰すから問題なしっ!」」


うーむ・・・これは俺が思ってる以上にこの世界の女性は優しさに飢えてるのかもしれないなーっと・・・、認識を改めてたら、ぐぅぅっと腹が鳴った。


「おぅ・・・。そう言えば何も食べて無いから腹が、鳴っちゃった///」


「照れてる姿も可愛いけど、そうね~お昼ご飯食べましょうかっ。」


「うんうん、調べておいたお店がもう直ぐ近くだからいこー!」


「はいはい~、引っ張らなくても行くから・・・。」


菜月と母さんに引っ張られながら菜月の探していたお店に入ったまでは良いんだが・・・。

後ろの人達も一緒に入って来て空いてたはずのお店が満員になったのは良かったのか悪かったのか影響力在りすぎて判断に困る。


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「兄さん、どうします?」


「そうだなー、ハンバーグ定食、から揚げ定食、将又、オムライスのデミグラスか・・・悩む・・・。」


「それなら3人でそれぞれ別の物を頼んで分け合えば全部楽しめるしどうかな?悠ちゃん。」


「私はそれでいいよー!なら私はから揚げかなっ。」


「んじゃ、俺はハンバーグで、母さんがオムライスかな?」


「ええ。良いわよ。それじゃ店員さん呼ぶわね。」


テーブルのボタンを母さんが押して店員さんを呼んでそれぞれで注文を済ませて、スマホを弄りながら愛央と志保にフリッペで返事を出したりしてた。


「兄さん、愛央さんと志保さんですか?相手。」


「え?あぁ、そうだけどどうした?」


「いーえっ!なんでも!仲が良くて良い事ですねー!」


「何を拗ねてるんだよ、菜月。」


ジト目で俺を睨みつけてくる菜月の頭をナデナデしてたら「むぅ・・・。」って顔からにへら~っとだらしない顔になるし・・・。


「そうそう。悠ちゃん。配信でゲームしてるでしょ?」


「あぁ、うん、してるけどそれがどうかしたの?」


「うん、その結果、市場からハードとゲームソフトが消えたのは知ってる?」


「それは勿論知ってるよ。ネットニュースにもなってたし転売厨も出て来て大騒ぎになったよね。だから配信とツブッターで転売厨最低ーって言ったら消えたのも知ってる。」


そう前の世界でも問題になってた転売ヤー、勿論この世界にも居て俺がゲームの配信をした事でハードとシリーズのソフトと超高額になったのだ。

なので、それを知って直ぐに配信とツブッターでマジで最低、確りと中古販売の資格も持って無いやつがそう言う事するの心の底から嫌悪するっと言ってやった。


「うんうん、兄さんの言葉で居なくなったの笑うよね~、兄さんは政治家でも警察官でも弁護士でも芸能人でも無く一般人なのにね。」


「確かにそうね、影響力在りすぎてちょっと困る所ね。それでね?ゲームの販売元の会社とハードの販売元の会社からCM出てくれないかとか打診が来てるの。」


「あり得るかも?っとは思ってたけど来たんだやっぱり。」


「うん、芸能人じゃ無いからって断っておいたけど、良かったわよね?」


「俺はあくまでも一般人でSooTubeで配信してるだけだからね。芸能人に成るつもり無いしそういう活動も興味無いからこれからもそう言うの断って良いからね。」


俺の言葉に母さんは満足そうに頷いたのと同時に「お待たせしましたっ!!!」っと店員さんが料理を持ってきてくれた。


「おぉ~!美味しそうだ!写メ写メ!3種類が映るようにしてツブッターに投稿だな!」


「「うんっ!しよー!」」


っと3人で撮影と投稿をして店員さんに「ありがとう」っとニッコリと笑顔で伝えてシェアしながら楽しんで食べた。


ちなみに、店員さんは鼻血出しながら顔真っ赤にしてふっらふらしながらバックに戻っていった。

ちゃんと止めてね?死んじゃうよ・・・・。


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