第6話 変な夢
ケンタは目を覚ました。しばらくぼんやりとしているケンタ。変な夢だった。ケンタは思い出そうとしてちょっと時間がかかった。変な夢の内容は、行方不明の柴犬が戻って来るけれども、誰かが何かを話している変な夢だった。ケンタは朝食を食べ終えて登校する。ナナミがうしろからやって来る。二人はしばらく無言である。二人とも、恐らくは柴犬のことを考えているのだろうか。
クラスのウワサで、行方不明の柴犬は悪い人に拾われたというものだ。ケンタは柴犬の飼い主である女子を見てみる。その女子は泣いているような表情である。ケンタは勝手なことを言うなと心の中ではそう思う。ナナミはというと、何かを考えている様子だ。ケンタとナナミは、行方不明の柴犬探しを諦めかけている。
そんな時に、堂島さんはクスクス笑っている。それを見てケンタはちょっとイライラとなる。よくこういった時に笑っているよなとケンタは感じる。堂島さんは多分クラスのウワサで笑っているのではないと思われる。でも、ケンタは心に余裕がなかった。
昼休みの教室でこんなクラスのウワサが。今ごろ柴犬は生きていない、と。ケンタとナナミは必死で行方不明の柴犬について考えている。けれども、手がかりはゼロの二人。ケンタとナナミは二人で保健所に行って行方不明の柴犬について聞いてみることにする。何かの手がかりが手に入るかもしれない。二人は学校を早退することにした。
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