幼馴染
あれからもよるの暴走?が続いたが止めようとするとぎこちない笑みを浮かべ「...ごめんんね...」というので流石に止められなかった。
「うま...」
「でしょ~!これから毎日光希くんに味噌汁を作ってあげるからね」
ちなみによるお手製のお弁当を頂いている。
どうも進路希望調査書に専業主夫と書いたら怒鳴られた者、西上でございます。
これは一種の男女差別ではないか。
今や世間では女性の社会進出も当たり前。
素晴らしい。
ならば、男性の家庭進出ももっと推奨していくべきではないだろうか。
おそらく今俺が主夫になったとしても何処からともなく「ヒモ~」などと揶揄されるだろう。
それは立派な性差別でありマイノリティを排除するという多様性や人権が認められている社会への冒涜とも取れるだろう。
おっと...よるのあまりに現状離れした発言に隙あらば自分語りしてしまった...
「もう毎日作ってるだろ」
「...なんか友達とその義妹がいちゃついてるんですけど」
鈴木何とかは白目を向いていた。
「義妹といちゃつくって...なるほど、俺は他の女といちゃつけるけどお前も義妹だけどいちゃつけるじゃんwってことだろ?」
「...光希、お前はどうして曲解したがるんだ...」
「安心しろなれてるから!何なら今もナウで他のやつに嘲笑われてるから」
「...相談乗るか?」
あらやだ、なんて鈴木は良いやつなのだろう。
「ありがとう...そうすると1ヶ月間...つまりは
730.001時間俺の哀れで惨めで痛々しい話を聞いてもらうことになるけど良いか?」
「よるちゃんこいつを何とかしてくれ...」
なんて平常運転で雑談しているのだが、先程からというかよるが俺の頬に触れてきたあたりから水野から強い視線を感じた。
まあ、俺の事を見るはずがないからよるか鈴木何とかを見ているのだろう。
もし、俺の方を向いているとしたらコンタクトをつけ忘れて目を細めているとかだ。
だが、そんな推測が外れているということを数時間後の俺は知ることになる。
6限終わり。
帰りの準備を終えた俺はよると合流し、今まさに教室を出ようとしていた。
そんな俺達の歩みを止めるかの如くどこか懐かしい少女の声に呼び止められた。
「光希、ちょっと待って」
~作者から~今日は文字数少なめでごめんなさい(///ω///)♪
諸事情で土曜日までこんな感じだと思うけど許してねん
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