第5話 特殊職業 魔王
「お〜見事に真反対だね。私たち!ていうか、(魔力補正あり)って何?」
「実は、かくかくしかじかでな。」
「なるほど〜!よくそんなの気づけたね。でもそれ、ほんとに強いね。いいな〜」
「いいだろ〜話戻るが、すごいバランスいいな俺たち。俺が前衛で。」
「私が後衛!」
「だな。てか、職業ってなんだ?」
『『職業 魔王はどちらかお選びください』』
「あ〜片方が魔王になるって言ってたな。ヒナ、どうする?」
「ん〜こういうのは、スイの方が向いてるよね。なんか、戦略型ゲームとか得意だったよね!」
そう、実は元の世界では、戦略ゲームではランキングによく名を連ねていたりしたのだ。俺の誇れる?数少ない特徴の一つだ。
「りょうかい。じゃあ、俺が魔王な。」
『『スイは特殊職業 魔王になりました。各々職業を選んでください』』
「特殊職業と職業?」
『魔王はその名の通り特殊な職業のため、そのほかに一つ普通の職業についていただきます。』
な、なるほど。
「じゃあ、それぞれ職業決めるか。」
「うん!」
と言っても、俺のつける職業は【刀使い】か【雷属性魔法使い】くらいしかないから、ここは無難に【刀使い】だな。
【刀使い】『【刀術】のレベルが上がりやすくなる。』
「ヒナ、どうだ?」
「つけたよ〜!【五大属性魔法使い】だって!」
「ん?なんか、すごそうな職業だな。どんな効果なんだ?あ、ちなみに俺のはこんな感じだ。」
「へ〜なるほど!私のは、スイの【刀術】の部分に【火魔法】【水魔法】【風魔法】【光魔法】【闇魔法】が代わりに入ってるよ!多分この五つの魔法がこの世界の五大属性魔法なだど思う!」
「な、強すぎないか?まあ、取れるスキルのほとんどをその魔法たちで埋めないとダメってことを考えれば、強いのは当たり前か。」
「まあ、条件がきついんだから、これくらいないとね!そういえば、【魔王】って、どんな効果なの?」
「ん〜とな、」
特殊職業【魔王】
『DP(ダンジョンポイント)を用いて【迷宮創造】、【モンスター創造】ができる』
【迷宮創造】『自分の考えた迷宮を作り出す』
【モンスター創造】『モンスターを創造する。創造できるモンスターの種類は、魔王の種族とレベル、経験に左右される』
DPは様々なものと交換することができる。
DPはLvが10ごとに倍になっていき、1時間経過で10分の1回復する。
ダンジョン内で殺した存在をDPに変換でき、それは最大DPとは関係なく貯められる。得られるDPは殺した相手による。
現在500/500DP
「こんな感じらしいぞ」
「なるほどね〜ん〜じゃあ、食事とか武器とかも交換できるのかな?」
「あ〜そうっぽいな。後でそれぞれの武器とかも交換しなきゃな。とりあえず、ダンジョンについてだが、…
◇ ◇ ◇
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