第3話 提案

 「さてさてみんな〜ステータス設定はここまでだよ〜ここからは、君たちのダンジョンについて設定してもらうよ!みんなに決めてもらうのは、ダンジョンの場所と大体の形だよ!まずは場所を選んでね!早い者勝ちだけど、色々考えて決めてね!次の形は洞窟型、迷宮型、塔型の3つ!洞窟型は洞窟を入り口として、階層を下に伸ばしていく感じ!迷宮型は階層とかはなく、どんどん面積を広げていく感じ!塔型は洞窟型の逆で、階層を上に伸ばしていくよ!その二つを選んだら、その場所に転移させるから、そこで他の設定とかしてね!あ、転移してから24時間は他の人からそのダンジョンは認知されないから、その間に済ませてね!じゃあ、がんばってね〜」

次はダンジョンについてか。場所は、人がいすぎる場所に近すぎればすぐ死ぬ。また、人の全くいないところでも強くなれない。だからまあまあ大きな町とか村の近くがいいな。

「はいはーい!急にごめんね〜スイ君!さっき君に言ったと思うんだけど、君ほどまでは行かなくても、僕の思考誘導に気づいた人は君以外にも数人いてね?そのうちの一人が、一人でやっていく自信がないから、友達と一緒にダンジョンを運営したいって僕に言ってきたんだよ!その相手っていうのが、すい君、君だよ!まあ、ダンジョンの魔王が一つのダンジョンに二人はおかしいから、片方が魔王、もう片方は配下とか、眷属とか、その辺の立ち位置になってもらうけどね。メリットもたくさんあって、まず、強い味方ができる!君たちは人間の初期状態でも、スキルをちゃんと取っていれば、ただの村人10人を相手にできるくらいには強いんだよね。なんたって、魔王が弱いと困るしね。あ、でも、片方は魔王じゃなくなるから、流石に少しは弱体化してもらうけどね!あと、運が良ければ召喚できる配下のモンスターの種類が増える!あ、でも、デメリットとしては、二人いるから、自分の意見だけで色々することができない。あと、最大でもできるのは二人だよ!ま、このことを提案してきたのは一人だけなんだけどね!」

なるほど、魔王ってことで全ステータスが種族を基本として、大幅上昇するって感しか。あと、メリットがデカすぎるな。まあ、その相方にめちゃくちゃよるけど、俺を指名するってことは、あいつだろーから、心配はいらなそうだな。

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